一挙手一投足
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以前も書きましたが、僕は永らく
お洒落とか身だしなみの理解に疎い割には
なりたい自分への願望が強く残っていて、
両者のギャップ・かい離に困っていました。
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例えば髪についても永らく悩んでいました。
なんか上手くいかない髪型、セットできない。
全然上手く自分を表現できない。
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もう鏡を見たくない、写真も見たくない。
「どうせ俺なんか、カッコ悪いもんなんだよ!」
もう完全にいじけ、身だしなみを諦めてました。
お洒落をすることさえ憎んでいました。(ひどい・笑)
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そのまま気付かぬまま鬱屈した心で
中年を迎えたある日、親切な床屋さんが
ドライヤーというものの
使い方を教えてくれました。
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当時の僕はドライヤーは髪を乾かすもの
髪なんて乾けば良い、伸びれば切れば良い、
程度にしか思っていなかったのですが、
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ドライヤーは髪をセットするもの
髪型(=自分)を創る道具でもある
ということを教わりました。
当たり前だけど本当に知らなかった・笑。
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と他愛もない話ですが、僕は
ここで深く学んだことがありました。
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〜しさえすれば他はどうでも良い、
細かいことは言わない、何でも良い、
という姿勢は一見、大からそうに見えるけども
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核となる自分の望みを明確にしていなければ
それは、選択を放棄していることになる。
大らかじゃなくて、大雑把なんだと。
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何でも良い→どうでも良い、
→自分なんかどうだって良い、
という結構冷たい姿勢にもなり得るんだなと。
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本当に自分が望んでいることを
自分でしっかり深掘りして整理して
叶う叶わないを考える前に
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しっかりと望む、
しっかり指定する、ということは
贅沢とか、甘えとか、欲まみれじゃなくて、
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自分を創るための選択権を放棄しないで
しっかり行使する大切な行動なんだなと。
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僕たちには毎日、選択権がある。
限られた中でも次の行動を選択することができる。
その選択によって、次の世界が開ける。
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貴方が望む世界を待つのも悪くないが
貴方の方から近づいて行ってはどうか?
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貴方が望む世界を創ってはどうか?
全ての瞬間の貴方の選択によって
貴方の望む世界に近づいて行くのはどうか?
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今これを読んでいる次の瞬間
何をするか、それも貴方の選択。
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次の瞬間、どんな言葉を発出するか?
どれだけ深い呼吸をするのか?
それも貴方の選択。
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どんな体勢を取るか?
どんな動きをするか?
何を口に入れるか?
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全部僕たちに与えられた選択権。
その権利をまず自分のためにしっかり使おう。
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やさしい世界に行きたいのであれば
自分にやさしい行動と選択を
積み重ねてゆけば良い。
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楽しい世界に行きたいのであれば
自分が楽しいと思える行動と選択に
集中して積み重ね続ける。
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憎しみのない世界に行きたいのであれば
貴方の中の憎しみを整理して
憎しみを憎まない為の選択を続ける。
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誰かを守り切れる世界に行きたいのであれば
自分をないがしろにしない選択を採る。
貴方が犠牲になっては誰も守れない。
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僕たちの一挙手一投足が
僕たちの居る世界を
確実に創っているのだから。
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世界を創っている自分の力を
侮ってはいけない、
みくびってはいけない。
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そんな力は自分には無い、
と貴方は言うかも知れないが
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その思考の選択こそが
貴方を望まない世界に
とどめてしまうのかも知れない。
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世界を創る力を持った自分を信じて
尊重して、大切にして、いたわって
今日も選択を続けてゆこうじゃないか。
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そう、貴方も僕も今この瞬間、
自分の存在する世界を選んで、
創っているんだから。