医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二六日(金)

綴りごと 想いごと

禍(わざわい)

コロナ禍(か)

という言い方を、僕は出来るだけ

しないようにしています。

もちろん大変なことが沢山あります。

それは確かに、禍(わざわい)とも言えます。

しかし、今の苦しみがどうなってゆくのか?

今はまだ分からない。

コロナだ!病気だ!経済影響だ!

と憎しみたくなるのは、

今の自分の気分や怖れなのかも知れない。

身に起きた禍。

これが本当は何者なのか?

しっかり見つめなければ分かりません。

気分に惑わされては、真実を見失うことがあります。

『わざわい転じて福と為す』ことだって、

あり得ないとは言えません。

とにかく僕は、

何事もラベルを貼ったり、

調べもせずイメージで判断したり、

頭ごなしに決めつけたりするのは、

好きではないので、

今しばらく見つめて行きたいです。

もちろん見つめる先は、自分です。