分かってもらいたい人
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自分探しの話しを続けます。
「自分のことを一番よく分かっているのが自分」
ではなくて、
『自分のことを一番分かってもらいたい人が自分』
ではないかな?と僕は思います。
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それくらい、近すぎて分からないのが
自分なんでしょう。
余りにも近すぎるので、分かってあげよう!
という感覚にさえ、ならないのかも知れませんね。
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近いという言葉では足りないくらい近くに居て、
かなり知ってるようで殆ど知らない人、
それでいて、
誰よりも本当は一番分かって欲しい人、
それが自分かなと。
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そんな自分を、より深く知るためのルートは、
大きく分けて2つあると、僕は感じています。
1つは、自分の心地よいもの。
もう1つは、自分を悩ませるもの。
つい心地よい方のルートからの自分探しに、
誰しも偏ってしまうのですが、
後者の方も実は、前者と同じく重要なのです。
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例えば、あなたの嫌いな人。
その人の中にも自分探しのヒントが
沢山詰まっています。
あなたが嫌いな人は、
あなたが認められない要素を
沢山持っている人です。
そこには、
あなたに知ってもらいたいあなたが居るのですが、
嫌いな人の中に隠れている自分を探すのは…
なかなか嫌ですよね、きっと。
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逆に、あなたの好きな人やモノ。
それ本当の好きでしょうか?
純粋に好きなのか?
それとも、
好きだと思い込んでいるのか?
それとも、
それを好きな自分が好きだと思いたいのか?
意外と好きな人やモノの中にも、
ダミーやトラップは隠れています。
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こんな感じで、知っているようでいて
知らない自分は誰しも居るのです。
その自分はもちろん、他ならぬあなた自身に
存在を認めてもらいたがっているんですけど、
構ってもらえないから淋しくて、
自分の中の自分が萎えてくる。
これが自信喪失ではないかと僕は考えます。
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→気が萎える
→病は気から
→病を医者に診てもらうけど自分は探さない
→良くなったと言われても良くならない自分
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繰り返しになりますが、
自分探しとは、
自分という大きな深海に
潜るような作業なので、複雑で大変です。
独りでは難しい作業です。
病を診てもらう専門家だけではなくて、
病の元となる、自分を探すための
ナビゲーターの存在も大切なんですよ。
じれったいかも知れませんが、
焦らずゆっくり参りましょう。
今日は自分の中を1ミリ深く潜れたら、
それで良いのですから。