医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月六日(月)

綴りごと 想いごと

そのまま行こう

 

自分の弱い所が見つかるのは、

貴方が自分を見ている証拠で、

それは良いことだから、そこで凹んで

自分の弱さから目を逸らしてしまうのは勿体ない。



弱くて当たり前なんだから、
自分の弱さに凹んでどうする。
凹んで当たり前なんだから、
いつまでも嘆いてどうする。



そのまま行こう。
そのまま自分を見続けよう。
ここまで来たんだから投げ出さない。



自分の弱さを見続けたら
やがて一周回って
自分のたくましさが見えて来る。



やがて自分の弱さとたくましさが
背中合わせの表裏一体だと分かるはず。
貴方の弱さが貴方のたくましさを支えている。



途中、辛くなって投げ出したくなる人続出。
ならば誰かに手伝って貰えばいい。
そもそも人間は独りでは完結しない。



自分のお世話を諦めてはいけない。
自分を理解するのに、何の期限も
締切もないから焦ってはいけない。



弱さを否定している季節を闇と言い、
弱さの奥にたくましさを見出す季節を
光と呼んだり、希望と呼んだりする。



希望が見えて来るまで投げ出さない。
弱さは希望の始まりなのだから
こんな所で希望を捨てる訳にはいかない。



しかし、逃げるのも捨てるのも悪いとは言わない。
逃げるのに飽きたら、また戻って来れば良い。
自分は結局のところ、何処にも逃げずに
貴方を待っているから心配ない。