医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二七日(土)

綴りごと 想いごと

癒しの目的は

 

 

苦悩する日々は、人生の宝探し。

気の遠くなるような宝の発掘作業の時間。

元気な日々は、自分で発掘した宝を鑑賞し、

味わうための時間であって、

苦悩から逃避する時間にあててはならない。

(医師  黒木弘明)

 

 

あらゆる癒しの最終目的は、

目の前の苦痛を取り払うことだけではなく、

苦痛を取り払うことによって

対象者を宝の発掘作業に向かわせること

それが真ではないか?

と私は解釈しております。

 

 

だから、

自分の人生を自分で発掘する気がない人、

目前の困難を取り除くことだけを望む人は

どんな手段を駆使しても、いくらお金を支払っても

望むような効果が得られなかったり、

または、効果が持続しなかったりして、

結果として、癒しが訪れないことがあります。

 

 

 

逆に、

自分の中の恐怖を少しでも乗り越えて、

自分の人生に埋もれる宝の発掘作業に

懸命に向かう人には、

些細なものであっても癒しとなります。

 

 

 

苦しいものを排除し、苦しみの無い人生を

望んでばかりいても、

何故か意外と楽しくならないもので、

逆に、苦しみの中に豊かさを探したり、

苦悩の中で学んだりすることで

楽しさが倍増することが頻繁にあります。

 

 

 

人生が宝探しだということ、

苦悩のムコウ側に癒しがあるということ、

苦悩と癒しの架け橋は学びであること、

学びの楽しさ、

これらをご存知ない方々のために

私は活動しています。

そして、共に学びます。

それが私の生業です。