医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二六日(金)

綴りごと 想いごと

貴方の中の幼子

心配なことがあるのかい?
そんな時は怯えているんだね、
君じゃなくて、君の中の幼子が。


勿論その幼子は君かもしれない。
でも君全体ではないよ。
君の一部だよ。


君の一部が怯えているんだね。
その子が震えているんだね。


何かが欠けている、
何かが足りなくなる、
何かが奪われる、


私は追いやられている、
私は弱ってゆく、
私は楽しめそうにない、


きっとそんな心配が
その子の中に
充満しているんだろうね。


心配や不安というのは
出来事を示すものではなく
出来事に対する反応なんだよ。


たとえば、
間違っている虹🌈とか
存在するべきではない象🐘なんて
そんなもの無いだろう?


それと同じ。


心配な出来事とか
不安な現象とか
そう言うものはなくて


出来事と現象に対して
君が心配や不安を抱いている
ということを現しているんだ。


さらに!
ここからが大切だよ。


君が心配や不安を抱いている時の感触が
君にとって心地良くないものであれば


それは君を愛の方角に導かないぞ!
っていう証拠なんだよ。


君のその反応やその背景にある思考は
君を笑顔溢れる世界に導かないぞ!
っていう証拠なんだよね。


君が心配な時、不安な時は
君のなかの幼子、君の一部が
抱いている思考の中に
誤作動が生じているぞ!
っていう警報が鳴っている時だよ。


だからと言って
さっさと思考を変えな!
とは僕は言わないよ。


何と言っても
君の中の幼子が怯えてるのだから
まずはその子をなだめてあげようよ。


こんな風に


「あら?浮かない顔してるわね?
どうしたの?何に怯えているの?
どうして怖いの?何があったの?


そう…そんな風に考えてきたのね
あなたがそう感じるのも無理はないわね。


あなたが悪い訳じゃないのよ
むしろあなたは十分良くやってるわよ
だからこそ、あなたには
この先を創り換える権利があるわ。


どうする?
怖くて心配な物語を続けたい?
それとも
ニコニコでワクワクな物語に移行する?


どっちでも良いのよ
あなたは好きな時に選べるのよ。


それにあなたは独りじゃないからね
一人だけど独りじゃないからね。


いずれ分かるはずだけど
あなたはいつもご機嫌な世界と繋がってるのよ。


あ、それから
時間なんて無いのよ。
時間ってものはね
時計好きの為にあるだけで
それ以上でも以下でもないのよ☺️


あなたは充分満ちているし
何も不足してなんかないし
何も減ってゆかないし
誰もあなたを脅かすことはできないし
あなたは益々たくましくなる一方で
どんな時も楽しむ権利があるからね。


あとはその命を
何に使うかだけよ。
あなたが好きなようにね。
嫌いなようにじゃないのよ🌹」