医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月二〇日(月)

綴りごと 想いごと

認知の修繕

 

テディベア、可愛い。
可愛いと感じるものがある、ということは
自分の心が可愛いと感じる、ということであり、
心が可愛いものを生み出している、ということです。
つまり、貴方の心が可愛いということなんです。

 

 

素敵なものと出逢う時、貴方の心が素敵なんです。
素敵な人と出逢う時、貴方の心が素敵なんです。
貴方の心が反応しているのですから、
そんな時は自分の心を褒めてあげることも、
どうか忘れないで下さいね。

 

 

その逆に、憎しみや怒り、惨めさや嫉妬を感じる時は、
貴方の心の中の「愛ではないもの」が反応している、
というシグナルで、それは不安や心配などに代表される、
行き過ぎた思考、取り越し苦労、心理用語で言う所の
「認知の歪み」がある、というシグナルかも知れません。

 

 

いわゆる傷つきやすさや、固執する癖、
自分で自分を傷つけてしまうような思考、
自分の不安を助長させるような考え方の癖、
これらは認知の歪みが関与している場合が多いです。
大なり小なり誰もが認知の歪みを持ってますが、
それが自分の人生を苦しくしてしまっている場合は、
その歪みを修正するというのも解決策の一つです。

 

 

認知の歪みは、様々な体験をし、自分を内観内省し、
学ぶことによって修正できる場合もありますし、
第三者の助力を得て、修正できることもあります。
すぐに修正できるものもあれば、その逆に
それなりの時間がかかるものもあります。

 

 

いずれにしても、偏った認知から解放されると、
心が中立的になり、生きることが気楽になります。
いっぱいいっぱいの心にフリースペースができます。

 

 

それまで偏った認知が居座っていた、
心の中の席が空いて、新しく愛が着座する、
そんなイメージです💖