話を聴く。
相手の本音を聴きたい時は、
まず話を聴く側が、
こう有るべし、という角度ではなく、
又あちこちのメディアが言う情報に踊らされず、
先入観を持たずに、
ゆっくり相手と向き合おうとする態度
を持つことが先です。
理屈じゃ人間は動かない、
と車寅次郎さんも言っています。
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どんな人も、警戒していては
本音は出てきませんし、
世間話ではないので、
短時間でペラペラと立ち話のように
本音を話せる人は居ません。
それは大人の話を聴く時も、
子どもの話を聴く時も同じです。
更には、他人の話を聴く時も、
(自分で気付いていないような)
自分の本音を聴く時も同じです。
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一番難しいのは、
自分の本音を先入観を持たずに聴く時だと、
私は感じています。
不思議なことに、
自分と対話しない人に限って、
他人の話を聴くことが出来ないように思います。
自分を受け容れて、
自分を安心させることが出来ない人は
(自分でも気づかないうちに)
他人を威圧してしまうようにお見受けします。
(これがパワハラの震源地にもなります)
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つまり、先入観を持たずに自分自身を見つめ、
仮に、ありのままの自分の姿を
醜いと思っても、それを責めない。
ゆっくり自分を受け容れてゆくための
『自分との対話』。
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これが大切なのです。
学校教育では教わりませんし、
家庭でも教わらない場合が殆ど。
しかも、これは理屈やテクニックではないので、
地道な自主練習が必要です。
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もちろん私も練習中です。
昔から色んな人の手を借りて、
ずっと練習しておりますが、
まだまだ練習は続きます。
ただ、この練習を重ねると、
ある時点から希望が生まれ始めるのが、
最大の特徴です。
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自分との対話を試みる人が増えると、
世の中が優しくなると、私は信じています。