経験というメガネ②
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前の投稿で、
「歳月を重ねて怖がり屋になることは、
ある意味で成熟の証だから、
怖がる自分を否定しないでください」と書きました。
その続きです。
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最初はみんな怖れ知らず。
それが経験と共に怖がり屋になる。
これが経験であり成熟。
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歳月を重ね怖がり屋となった私たちには
まだまだ選択肢があるのです。
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怖がる自分で居るのか?
歓ぶ自分で居るのか?
どっちの自分を選ぶのか?
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怖い時は自分で無意識のうちに
怖がる自分を選んでいます。
(それも自分の選択だから否定しない)
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でも、自分が無意識とは言え
怖がる自分で居ることを選択していることが
貴方にとって今、100%心地よいと感じない
のであれば、選び直しても良いのです。
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ここで注意点があります。
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今100%心地良いかどうか?
それが大切な基準だということです。
今100%でなければ、それは安易な妥協です。
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例えば、こんな風に自分に
安易な妥協をしていませんか?
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●現状は嫌だけど、また波風立てるのも大変だから
●新しい自分になんてなれないし
●100%の納得を求めるなんてワガママ
●多少の妥協もしなきゃいけない
●人生そんな甘くない
●我慢も大人の証だから
●忍耐こそ日本人の良い所
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分かりますか?
いつの間にか自分への安易な妥協を
正当化する考え方を
自分で選択していることが。
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それも貴方の選択なのですから
私には否定する権利はありません。
ただし、私自身は安易な妥協を
忍耐とは呼びません。
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忍耐とは、
納得した自分になるまでの間
自分と自分の人生を信頼する姿のことです。
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安易な妥協とは、
自分との対話不足から生まれ
心身の不調和に発展することが多いのです。
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逆から申し上げれば、
心身の不調和という表現を使って
自分自身が貴方に訴えかけるのです。
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「もっと私の話を聴いてよ!」
「私はまだ納得がいかない!」
「まだ100%じゃない!」
「これじゃ前に進めない!」
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という具合に。
貴方の中の違和感、不納得感、不調…
言ってみれば、これらは自分のストライキです。
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100%納得いく生き方を求める貴方を
ワガママだと指差すのは誰でしょう?
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その人にワガママだと言われたら
貴方の人生はどの程度の影響が出ますか?
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仮に、多少の影響が出たとしても
貴方が勇気を出して
この世に生まれてきた価値が
無くなる程のことは有り得ません。
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貴方が今日まで懸命に生きてきたことを
全てひっくり返す程のことは有り得ません。
貴方がそれを赦さない限りは。
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何%の納得を自分に与えるか?
どれだけ納得した人生を自分に贈ってあげるか?
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自分を鞭打つ自分になるか?それとも
自分のサンタクロースになるか?
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それも自分の選択です。
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貴方を後ろで指差し、
後ろ髪を引こうとする人たちは
貴方の邪魔をしているのではなく
貴方の覚悟を試している人生のエキストラです。
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主役は貴方。
彼らはエキストラ。
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役割が違うから同期する必要は無いのです。
耳を傾ける云々、リンクする必要も無いのです。
別次元。無理に繋がるのは優しさとは限りません。
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脚本も貴方。
貴方は演ずるだけの役者じゃない。
貴方の人生こそがストーリー。
だから貴方はストーリー・テラー。
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貴方の物語。
貴方だけが選べる。
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怖がる自分か?
歓ぶ自分か?
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怖がる自分も成熟。
そこまで来たことが素晴らしい。
でもそれで終わりとは限らない。
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そこから
歓ぶ自分を選び直すのは
完熟への道かも知れません。
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歓ぶ自分を選び直す
という新しい視点を選ぶ。
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怖さ知らずの自分からはじまって
成熟して怖がり屋の自分に寄り道して
歓ぶ自分に還ってゆく。完熟する。
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それが貴方の人生
貴方の経験という
新しいメガネです🥸
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全ての経験が素晴らしい。
そう思える日まで
選び直すことは可能です。