癇癪
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昔の僕は、予定変更があったり、
自分の思うように事態が運ばないと、
すぐ癇癪を出してました。
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要するに幼かったんですね。
幼いと言うのは、怖がっている状態です。
怖がっていると言うのは、
自分を信じるのに条件をつけることです。
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〜の条件が満たされないと、安心ができない
と思い込んでいた訳です。
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今までに幾千回も想定外に遭いました。
その度に癇癪を起こし、社会を罵り、運命を恨み、
人生や他人に腹を立て、天に唾を吐いていました。
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そんな風に取り乱しながら
ある時、僕はふと気付きました。
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あれ?
それでも僕は生きているぞ?
あれ?
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想定外のことが起きても、僕は生きていた。
予定から逸れても、僕は大丈夫だった。
思うようにならなくても、世界は終わらない。
それどころか、人生は徐々に美しい方角に
向かっているようにさえ見えるじゃないか。
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そうか…。
もう怖がらなくて良いんだ…。
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この先、想定外のことがあっても、
自分の思い通りにならなくても、
結局は善い方角に向かっているんだ。
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じゃあ、心配しなくてもいい。
不安がらなくても大丈夫だ。
そう感じた僕は、わめかなくなった。
もう怯えて吠えなくなった。大声出さなくなった。
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癇癪が消えた。
そしたら感謝が出てきた。