医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二五日(木)

綴りごと 想いごと

無条件に信頼する

今思うと若い頃は、あまり考えずに

何でも飛び込んでいた気がします。

それが年齢を重ねてくると…


いつの間にか臆病になってきたと言うか
あれこれ事前に考える癖がついて


何が一体最善だろうか?
と考え込んでしまう自分が居ることに
自分で気が付いた、ある日。


あれで良かったのかな…
こうすればもっと良いのかな…
受けるべきかな…避けるべきかな…
後で面倒な目に遭うのは嫌だな…


そんなことがグルグルと頭の中に巡って
何かと思い悩みがち…と言うことは、


自分の未来を信頼していない
ということでもあるので


こりゃいかんな、と我ながら
軌道修正を必要性を感じた、ある日。


自分の軌道修正をするその前に
自分に耳を傾けてあげよう。


頭ごなしに軌道修正するのではなくて
これまでの自分の言い分を聞いてあげよう。


というのが僕流。
変容の前に
自分との対話は大切。


胸に手を当てると
色んな想いがあったのが分かる。


昔、色んなことがあったんだよね。
それで後悔したり、傷ついたんだよね。
もう、そんなことは繰り返したくないから
自分が傷つかないような方法を
予め考える癖がついてしまったんだよね。


それはそれで悪いことじゃないさ。
自分のことを理解できるようになって、
自分のことを守れるようになったんだから。


でも全ての出来事が
昔と今で同じとは限らないよね。


過去の自分の体験に基づく経験則が
未来も絶対の法則とは限らないし、
思わぬ所で新しい可能性が開くこともあるよ。


だからとりあえず
最善じゃなくて良いから
何か選択してみたらいいよ。


そして、その決断を下した自分と
自分の選択は間違ってない、
と信頼しておこうね。


仮に、後で不具合が判明しても
自分の不具合が判ったのであれば、
それはそれで良いことなんだから、
間違ってなんかいない、としよう。


君は間違ってない。
大丈夫。


誤りがあっても
十分修正できる。
大丈夫。


そう信じてあげようね。
努力とか決意とか覚悟とか
追い込むような条件は要らない。


自分と自分の未来を
無条件に信頼してあげる。


心配しないで信頼する。
これもまた大切な練習。


先々の心配の渦の中ではなく
今日の自分を無条件に信頼して生きる。


シンプルなことだけど、結構難しいかも。
でも練習したらできるよね(^^)