医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月一九日(金)

綴りごと 想いごと

楽しくない

楽しくないから腹立たしい時。
それは他人が自分を
楽しませてくれないから
立腹している訳ですね。


ズバリ申し上げると
自分を自分で楽しませていないから
他人に楽しませてもらいたくなるのです。


しかし残念ですが
他人が貴方を楽しませることと
貴方が貴方を楽しませることは
全く別次元の出来事なのです。
チャンネルが違います。


地上波チャンネルで
衛星放送が観れないのと同じです。
ラジオのFMとAMもまた然り。


他人の力では、貴方が自分を
楽しませていない分を補うことが
出来ません。


ですから
楽しくなくて腹立たしい時は
ああ、自分で自分を楽しませて
あげられていないんだと発見するには
格好のタイミングです。


日頃楽しめているようで
実は楽しめていない隠れた自分を
ついに探し当てたのです。


おめでとうございます🎉


これはとても重要な発見です。
立腹するよりも遥かに価値があります。


要するに私たちは
他人を見て感じるようでも
結局は他人に自分を映し出しているのです。


え?自分が映し出されるのが怖い?
ほら、そうやって自分から遠ざかると
自分が悲しくなっちゃうんです。


で、悲しくて寂しくなった自分は
他人に多くを求めるんです。
でも、その寂しさの空白は
他人じゃ埋められないんです。


貴方はブラックホールではありません。
貴方は貴方の太陽であり
貴方は貴方の月です。
愛で十分満たすことが出来ます。


自分の外に目を配ったり
自分の外に向かって役割を果たしたり
他人の背負うべき荷物を背負っても
自分の空白は埋まりません。


だから自分を見てあげましょう。
自分の声を聴いてあげましょう。
貴方の全ての感情の中に貴方が居ます。


大丈夫、大丈夫。
最初はみんな、ぎこちないけど
じきに慣れてきますから。


だって相手は自分だから。
自分だから怖くないから。


楽しくなくて腹立たしい時は
自分が渇いていることを知るチャンスです。


自分との対話を始めるチャンスです。
貴方が愛の扉を自分で開けるチャンスです。
何にも怒る必要ないです。


いつからでも遅くはありません。
貴方を楽しませてあげましょう。


その鍵は他人ではなく
貴方の手の中に握られています。


貴方は本当は、純粋に、
何が楽しいのかな?
貴方に聴いてあげましょうね。