暖をとる
寒いと暖を届けて貰いたいし、
温めてもらいたくなるが、その時
冷たくなっているのは、自分の思考かも知れない。
自分は冷たくなってしまった…
自分は弱ってしまった…
自分には熱をを生み出せない…
だから誰かに温めて欲しい…
と思考の世界で決めつけているのかも。
でも実際には自分で熱を生み、
暖をとることは可能だったりする。
動く、歩く、創る、熱中すると
自分の中から温まることが可能だ。
季節も人生も冷え込む時がある。
その時、誰かに助けて欲しくなる。
誰かに温めてもらいたくなる。
しかし忘れてはいけないことは、
どれだけ外が冷えても、自分の中には
熱が残っているという重大な真実である。
寒さがやって来る時、命が言っている。
「私の中の暖を信じ抜いて下さい」
「私こそが貴方を真に温めます」と。
北風に吹かれたくらいで
僕は僕の命の熱を疑う訳にはいかないのだ。
自分で自分の暖をとることもできるのだから。
まだ希望はある。希望を捨てる必要は無い。
北風にさらされ冷めきってしまった自分を
何度でも信じて直し、動かし続け、創り続け、
内なる熱を生み出すことの繰り返し。