拙著より
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久しぶりに自著からの引用です。
「なりたい自分、最高の自分、愛の塊に
なった自分を心に描きましょう」と書いております。
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これをわざわざ本に書いたのは、
これが少し難しいことだからです。
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では、なぜこれが難しいのか?
それは、私たちが愛の塊であると
思い描くことを阻害するものがあるから。
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何が阻害するのか?
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きっとそれは
『悪い』という思考でしょう。
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ふたつ前の投稿でも書いてますが、
好き嫌いは(その人の個性なので)
あっても構わないのですが、
善悪という物差しは、私たちを苦しめるのです。
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例えば、何か思いがけず、
楽しいことがあったとします。
それを「良いことだ!」と皆さん仰る。
では、その反対は?
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思いがけず、心を痛めることがあった。
それを皆さん何と呼びます?
こう呼んでいませんか?
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思いがけず『悪いこと』があった、と。
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分かりますでしょうか?
皆さんのアタマの中に
以下のような公式がないでしょうか?
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楽しいこと・嬉しいこと=幸運=良いこと
つまらないこと・悲しいこと=不運=悪いこと
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ほら、ここでも『悪い』という
言葉を使ってますね?
(いや、それが悪いとは言ってませんよ)
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悪いことが起きる…
悪いことが続く…
ということは私が善くない存在なのか…
私は悪い存在なのか…
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悪いという言葉を使っていると
そんな善悪二元論の思考に
いつの間にかハマってたりします。
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では百歩譲って、
悪いことが在るとしましょう。
その悪いことを、よくよく分解してみると…
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その『悪いこと』はつまり、
貴方の感情を愉快にしてくれなかったもの
貴方の好みではなかったもの
ですね?
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そう、それらは善悪、良し悪しではなく
貴方の好みという、
貴方の個性の問題だったのです。
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ここでもう一つ着目したいのは、
初めのうちは自分を不愉快にする現象も
場合によっては、後々自分の学びや、
自分の心の糧となってくれる現象に
深化・変容するということです。
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今は嫌なこと、不快なこと
今の貴方の好みに合わないこと
これらは貴方の変化・深化・熟成に伴って
変容することがあります。
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もちろん貴方を不愉快にさせるもの、
貴方を悲しくさせるものを
未来の貴方は大好きになる!
とは断言しませんが
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貴方の学びや、生きる糧となったり
貴方の心に波風をさほど立てないもの、
気にならないものに変容することがあります。
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貴方が嫌なものの中には、
貴方をやがて幸運に導くようなもの
さえあります。
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だから、今の貴方にとって
嬉しくない出来事が起きたからと言って
『悪い』ことが起きた!とは言わず思わず。
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ちょっと今の私の好みとは違うんだよね〜
くらいに留めておいて、悪いとは断じない。
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そうすることで、好きになれないことも
貴方を豊かにする材料に変容する余地を残します。
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貴方が理想の貴方になる時
貴方は愛の塊になっています。
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貴方が愛の塊であるならば
悪いことなどは存在しない。
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だから、良いことの反対語は
『悪いこと』ではなくて
「好みに合わないもの」にしませんか?
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そうやって自分の中の思考や
用いる言葉を少しずつ置き換えて
自分を愛の塊に創り上げるのも
私たち人間に与えられた特権です。
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大丈夫。
大丈夫。
貴方は素晴らしい。