愛された人
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教わることも踏襲することも大切。
それと同じ様に、自分で定義することも大切。
型に入って型を出る。
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他人からの賞賛は多いほど良い…
人の上に立つことが有能な証だ…
常に危機感を持って情報を見逃すな…
いつも世界に目を向けろ…
成功は失敗よりも素晴らしい…
嫌なこと・怖いことは少ない方が幸せだ…
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教わったことのうち、
どこまでが果たして本当だろうか?
いや、他人から教わったことを自分の人生を懸けて咀嚼し、
吟味し、修正し尽くして編み出した真実を、
わざわざ他人に分かりやすく教えてくれるような
親切な人がどれ位いるのだろうか?
釈尊くらいだろうか?
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私たちの感性の中には、
習ったり、教わったり、刷り込まれたりしたものと、
誰にも染められないものとが混じっているが、
情報社会という名の下で休みなく欲求を刺激され、
時代の潮流とか社会適応に夢中になっているうちに、
どれが自分の本当の感性なのか?
分からなくなってしまう時があるので注意を要する。
私たち人間には、器用さと言う不器用さがあるから。
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辛いこと、怖いことは、
それに耐えられる人にのみ与えられると言う。
辛さを体験した人にはその分、慈悲の心が生まれ、
幸せを見つける感度が発達する可能性が開けている。
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この様に「日々のわずかな一瞬に幸せを見出せる人は、
溢れんばかりの幸せが有っても
それに満足できない人よりも、感度が豊かである。
すなわち、この世に愛を見出すために
様々な経験を与えられた人、愛された人である」
と定義することもできる。自分の定義で。
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生学癒活121ページ