医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二四日(水)

綴りごと 想いごと

思い切る

 

誰だって良い方向に向かいたいです。

そのために多くの人は

あれが欲しい、これが必要だ、〜さえあれば

と何かを付け足そうと、躍起になります。

 

 

ですが実際には

その逆ではないかな?

と私は思うのです。

 

 

あれは要らない、これは手放す、

といった具合に

新しい自分になることを妨げているものを

削いでいく方が大切ではないかな?

と思うのです。

 

 

なりたい自分をイメージする。

なりたい自分をしっかり思う。

そして、

それを妨げるものを切っていく。

 

 

 

それが

「思い切る」ということ

ではないでしょうか?

 

 

思い切ることが出来ないと

スタートラインに立っていたとしても

一歩が踏み出せません。

 

 

不要なものが

心と体に絡みついたままでは

重くて歩き出すことが出来ません。

 

 

ちなみに、

豊かな方角に向かって

なかなか思い切れない人には

次のようなパターンが多く見られます。

 

 

・いつも怒っている人

・いつも怯えている人

・自分を何かの被害者だと言い張る人

・頻繁に自分を裁いたり否定している人

・自分の存在価値を自負できない人

・他人を自分の思うように変えたがる人

・他人に過剰な期待をする人

・行動を起こさない理由を作るのが上手い人

・誰かが助けに来てくれるのを待っている人

・誰かに守ってもらいたがる人

・甘えている自分に気づこうとしない人

・諦めきれない人

・自分の体を大切に出来ない人

・休まない人

・心の底から願う目標がない人

 

 

こういう自分に気づいたら

何か不要なものが絡まっている証拠です。

足りないのではなく、余剰なのです。

 

 

なりたい自分に不要なものは

他人の力を借りながらであっても

一つ一つ、手放していきましょう。

そこは思い切っていきましょう。