医師 黒木 弘明

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二〇二四年 三月二九日(金)

綴りごと 想いごと

心の育ての父を偲ぶ

僕には生みの親と、心の育ての親が居るのだが、

心の育ての父親であった河野吉廣 のことを

ふと思い出した。


僕の記憶が確かならば、

親父は2003年に eric claptonが来日した時に、

大阪でのコンサートを聴きに行っていた覚えがある。

後で「クラプトンおじさん、ペイントの施されたギターで

ノリノリで弾きまくってたわ」と

親父が言っていた記憶がある。


その時の演奏は、公式には発表されていないので、

海賊版CDでアーティストには申し訳ないなぁ

と思いつつも、親父が聴いていたであろうコンサートの

音源を手に入れて、在りし日の親父を偲んでいる。


お〜確かに良い演奏。というか、凄い良い。

セットリストも素晴らしい‼️

メンバーもかなり絞りに絞って、削ぎ落とされたバンド。

無駄な音がひとつもない。

公式のアルバムでは聴けないノリノリのクラプトン。

この時代のエリックが好きなんだよなぁ。


エリックはどちらかと言うと、

ライブ・ミュージシャンの演奏としては、

アップダウンの激しいタイプだけど、

僕たちファンはそんなことは全然構わない。

むしろ、毎回変わり映えしない演奏なんて

エリックには求めていない。


例えるならば、

オリンピック会場で世界記録が出るかも知れない!と、

その奇跡の一瞬を目撃しようと、

競技を見守る観衆のような気分である。

エリックの演奏の中にほと走る、

一瞬の煌めく火花を聴きたくて

コンサートに行くのです。

アップダウンは当たり前。それが魅力。


親父よ〜。

良いコンサートに行ってたんだなぁ。
良かったなぁ。ありがとう、親父。
あ、この海賊版CD、ひょっとして
天国からのクリスマス・プレゼント?🎁