医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二六日(金)

綴りごと 想いごと

心の洗濯機

昔は生きることが怖かったです。
七転八倒して、自分のことも、自分の将来も、
創るのは自分だと肚から実感した時から、
生きる怖さが小さくなりました。


先々のことも分からない、
自分のことも分からない、
他人なんてもっと分からないから、
一体誰を信用して良いのか分からない。


もう分からないづくしで
怖い怖い、怖くて仕方ない。
毎日とにかく泣きそうだったし
心の中の僕は本当に泣いていたかも。


身体も悲鳴をあげるし
それでも毎日生きなきゃならんし
訳がわからん状態。


まるで回転する洗濯槽の中で生きてる感じ。
ぐるぐる🌀ぐるぐる🌀


もはや何が怖いのかも分からない…
それどころか怖いと言う感覚まで
麻痺してしまい


遂には自分の防衛反応なのか
「怖くないです!へっちゃらです!」
という誤感覚が発生してしまい
「僕元気です」と平気で言っていた。


それでもなんかモヤモヤ。なんか変。
興味本位でちょびっと自分の心の中を覗くと
大変なことになってる…


ぐるぐる🌀
ぐるぐる🌀
恐怖の渦🌀


やっぱり回転洗濯槽。


見たくない自分の心の中
だって超高速回転の怖れの渦ですよ🌀
触った瞬間、巻き込まれるヤツやん🥶


ムリ、無理、触れない…
触ったら最後、大変なことになる…
パンドラの箱や…


この心を仮に修復するとしても
大変な労力と時間がかかるだろう…
そんな暇はない…無理無理…


と僕が思っていても、
人生は僕を逃しはしない。
それが人生の優しさ。


僕が自分のうずまき恐怖と
向き合わざるを得ないように
人生のストーリーが進行する。


嫌だ嫌だと言っていた割には
恐怖と向き合う人生ストーリーに
身を任せる方がなぜか楽になる…


それでも引き返したい…
もうこの辺で良かろう…
後残りはまた今度にしようか…


と言ってもムダ。
人生ストーリーは進み続けるのです。


そうか、逃げても無駄か。
それならもうええ!
本気でやるぞ、こっちも!
本気で向き合うぞ!


ということで、
ようやく自発的に
自分と向き合い始める。


心の中を開封する
まだまだ、恐怖のうずまき沢山ある🌀
なんとかせねば、と肩に力が入る。


少しでも自分の心の恐怖を和らげようと
あれやこれやと試す、やってみる…
何か良い方法はないか?と探す…


ところが全然ダメ🙅🏻‍♂️🆖
むしろ余計に怖くなる時もある始末🥶
なんでやねん!俺頑張っとるぞ😡


上手くいかない…
ダメだこりゃ…次にも行けない…
何にも頼りにならんじゃないか…


『そう、それが答えだよ』


『君は自分以外の力を頼りにしていた。
だから上手くいかない。
君の人生において
君以上にパワフルな存在は無い。
君が始まりであり到達点。
君がアルファであり、オメガだ。
君以上の存在を求めても無駄なのだ』


そんな声が聞こえたかどうかも
もはや分からないけれど(笑)


とにかく昔の僕は自分の心が
恐怖の渦巻き回転洗濯槽になっていて
僕はそれを知らんぷりして
別の自分として生きていたけど


せっかく別人格を造りあげて
社会に適応していたのに…


僕は自分の中の違和感に従って
ある時意を決して
心の中の恐怖の洗濯槽に突入した!


突入したものの僕も一緒になって
ぐるぐる🌀ぐるぐる🌀目が回る😵‍💫
ぐぅ…もはやここまでか🤢…無念…


とその時にさっきの声が響いた。
声の主は一体誰なの?
神さま?仏さま?守護霊さま?宇宙人?


違った。
何と僕自身だった😲


何?僕がオメガ?ホントかよ?
じゃあ、試しにやってみようか?
「恐怖の洗濯槽よ、止まれ!」


ピタッ✋🏻
(し〜ん)


何ということだ…
僕が僕を創っていたなんて…


自分の信じるところ、観念、価値観
思考、感情の処理の仕方
自分の言動、行動、
食べるもの、体の動かし方、
表情の作り方、声の出し方、
着る物、見るもの、付き合う人の選び方


全てが自分。全ての選択が自分。
それら全てが自分の人生ストーリーを創ってる。


肚からそう感じた時
怖くなくなった。


当たり前のことでも
実感と経験、体験しなければ
当たり前とは言えない。


もちろん、時々怖さは出ます。
出ますが問題ではありません。


再び心の洗濯槽の中に入って
自分も恐怖も洗い流すだけ
ピカピカになりますぜ✨☺️✨


月並みな言葉だから
あんまり言いたくはないけど


分離→統合
忘却→思い出す
怖れ→愛


人生そのものは怖くないよ☺️
怖がっているのは自分。
人生はもっと優しかけん👼


ということを
今日も表現してゆく
僕の人生なり。