弱さによって救われる
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弱さとは、
あくまでも比較相対によって生じる言葉で、
それ自体の価値が劣るとか、
生命力が無いという意味ではありません。
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道に生える草とその上を歩く人間を比べれば、
踏まれている草の方が弱い感じがしますが、
見方を変えれば、堂々悠々としている草に比べて、
病気や経済のことで心取り乱している人間の方が
弱くも見えてきます。
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それは弱さではなくて個々の性質であり、個性です。
同じ人間でも個性は各自みんな異なるので、
自分という個性を自分で捉えてあげることは、
生きる上でとても大切なことです。
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生きていく中で自分を研究し、
自分という個性を捉えるのには、
ある程度の時間がかかってしまいます。
その途中で困惑したり、挫けたり、
自暴自棄になるようなことはあります。
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ですが、苦しい時、辛い時こそが
自分の性質が発露している現象ですので、
自分の個性を捉える好機となり得ます。
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自分の体験を経て自分を捉えた人は、
自分を包んでいます。自分を抱擁しています。
その時、かつて悩んでいた自分の弱さは、
恥でも悪でもなくなって、
新しい自分の出発点となっています。
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自分の弱さを憎まず、恨まず、
比較相対とは無関係にあなたの個性は、
あなたを幸せに導くための道しるべです。
弱さと呼ばれるあなたの個性は、あなたの羅針盤です。
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今、自分の個性を捉えている最中の方々が
たとえ挫けそうになったとしても
自分から逃げない限りは
その先には安寧が訪れるということを
少しでも信じて頂けますように。
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生学癒活152ページを
少し深掘りしました。