医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二九日(月)

綴りごと 想いごと

工夫を続ける

 

 

15歳を超える頃から人間は

「思い出し、振り返る」という動作が始まってしまう。

年を重ねれば重ねるほど、思い出すことが多くなる。

 

 

しかし思い出してみて欲しい。
思い出すことは大抵、嫌なことだと。

 

 

つまり、15歳を過ぎたら
思い出す苦悩が始まってしまうのだ。
若い時より今が辛いという人は
思い出すことが多いのが原因かも知れない。

 

 

放っておけば人間は、過去の記憶を
どこからともなく取り出して、
思い出しては疲れ、それを繰り返し、
弱ってゆくばかりだ。

 

 

それではいけねぇ。
過去の記憶に苦しむ為に
生まれてきたんじゃねぇ。
そんなものにこの命を差し出す気はねぇ。

 

 

丸腰で年をとるような真似はしない。
自分を世話してゆく、自分を守ってゆく、
自分を育ててゆく、自分を愛してゆく、
その工夫をし続けることで
苦悩はあっても苦悩に飲み込まれず
自分の命を生き抜くのだ。

 

 

そのために言葉を使わせて貰おう。
そうだ、僕らには言葉が与えられている。
笑顔をたたえ、言葉を唱え、自分を守ろうじゃないか。

 

 

その昔は、アーメンとか、南無阿弥陀とか、
そんな言葉が大流行りだったよね。
それも悪くないが、ピンと来ない時もある。

そんな時は

 

 

「全ては良くなる」
「困ったことは起きない」
「ありがとう」

 

 

って、唱えてみようか。

とにかくこの地球生活ってやつは
放っておけば、くだびれる仕組みだ。
だから自分を愛する工夫が欠かせないんだ。
多分、それを体験するテーマパークなんだろうネ🌏