医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月二五日(木)

綴りごと 想いごと

好きなものが有ると言うことは

 

好きなものは有りますか?

当たり前のことのように思えますが

好きなものが有るのは

当たり前のことではありませんよ。

 

 

あなたの好きなものが有る、と言うことは

好きなものが存在する世界に

あなたが生まれてきた、ということ。

 

 

世界が、あなたの好きなものを用意して

あなたが生まれてくるのを待っていた

ということです。

 

 

たとえば、

私はギターや、テディベアが好きですが

どちらも120年以上前に生まれたものです。

しかも外国で。

 

 

つまり、世界は120年以上も前から

私の好きなものを用意して

私が生まれてくるのを

待っていてくれたのです。

しかも、江戸時代の鎖国を解いてまでして。

 

 

そして、私が生まれた後

自分の人生を全うするまでの間に

必ず苦しくなることを予見して

私の心の支えとなるものを

用意してくれていたのです。

 

 

私の愛する人、親愛なる友人も同じです。

私が生まれる遥か前から

彼らが今のように育ち、私と出逢うように

世界は準備をしてくれていたのです。

 

 

単に自分が生まれた身の回りの中で

好きな人、好きなものを選んだだけでしょ?

と思う人もいるでしょうが

それは各自の捉え方の選択です。

 

 

もしあなたが愛されていなかったら

あなたが好きになれるものが何一つ無い

無味乾燥した世界の中に、ポツンと

あなたは生まれていたかも知れません。

 

 

だから、私にしてみれば

好きなものがあることは

全く当たり前のことではなく

明らかに、あなたが世界に愛されている

証拠なのだと申し上げています。

 

 

あなたにも好きなものが有りますよね?

もう、それだけで十分な証拠です。

 

 

あなたは生まれる前から

ずっと、あなたの人生に

愛されています。

 

 

ただし、

あなたの「人生」があなたを愛している

そこが重要です。

 

 

必ずしも、あなたが望む「人」が

あなたを、あなたの望むような「形」で

愛してくれるとは限りません。

 

 

必ずしも、あなたの望むようなことが

出揃うことばかりが愛とは限らないのです。

 

 

しかし、愛は人間の予想を

遥かに上回るものです。

思い通りにならないからと言って

愛ではない、と思うのはまだ早過ぎます。

 

 

誰しも愛されています。

どんな場面にも愛は存在しています。

 

 

ただ少し、愛の受け取り方に

個人差があるだけです。

 

 

世界は、あなたが生まれる遥か昔から

あなたを待っていたのです。

あなたの好きなものがこの世界に有る、

それこそがその証拠です。

 

 

あなたの好きなものは

遡っていつからこの世に存在していましたか?

どうぞお調べになってみて下さい。

 

 

世界は、今この瞬間も

あなたが愛されていることを

こんなにも分かりやすい形で

あなたに伝えているのです。

 

 

これ以上、分かりやすくして欲しい

と言うのは、若干ワガママかも知れませんね。

 

 

ここから先は、

自分の愛の受け取り方を磨きましょうよ。

その方が楽しいので、私はお勧めしています。

 

 

今あなたが、これを読んでいる環境に居ること

それさえも、

あなたが愛されている証拠かも知れませんよ。