医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月六日(月)

綴りごと 想いごと

土台の自分


 

 

孤独?
自分と言える対象は私一人。

 

 

つまり誰もが本来自分という孤独なのだから

結局、誰も孤独なんかじゃないということだ。

 

 

淋しがることもない、むしろ堂々として良い。
孤独とは自分という土台なのだから。
土台ある所には、無用な群れも、寂寥感も無い。

 

 

あるのは、自分という豊かさだ。
自分以外を自分に組み込もうとするから
不用意に孤独感の魔が指すのだろう。

 

 

本来の孤独は、孤独感など呼び込まない。
確かな、生きる実感を与えるのも受け取るのも
孤独で豊かな自分なのだ。

 

 

だから全ての土台となる自分を育てるのである。
それに尽きる。