医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月三日(金)

綴りごと 想いごと

国際女性の日

相手のことを「理解してやろう」と思うのは、

無関心を脱却した最初の段階ですが、

まだ深化の余地があります。

男性性に傾き過ぎているのです。


男性であっても女性であっても、

自分の中の女性性を否定せず、

ストレスや感情まかせに荒らさず、

大切に育ててゆけば、

次第に寛容の精神が養われ、

やがて大切な存在と通じ合い、

豊かな繋がりが生まれるはずです。


性別(違い)としての男女にこだわっていた時代は

もはや終焉に近づいています。

次は自身の中の男性性と女性性の調和を大切にし、

寛容さと理解ある姿勢こそが人間性の向上

と位置づける時代が訪れています。

天体の動きや時代は、

人間に都合良く待ってはくれません。

むしろ、今まで人間が待たせ過ぎたくらいです。