医師 黒木 弘明

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二〇二四年 三月二九日(金)

綴りごと 想いごと

人生の後半に差しかかったある日、大地震に被災し家を失い、うつ病になった後に、生きものと暮らすようになったことで回復し、起業して元気に暮らしている人を私は知っています。


その方曰く、「私が居ないと生きてゆけない生きものたちが、私に生きる理由をくれました」と。


一緒に暮らす生きもの達は、そんなことは意識することなく生きていると思いますが、すべからく命とは、そういうものだと思います。


全ての命が価値があるから生きている。生きているだけで十分な価値がある。全ての命が誰かを支えたり、助けたり、何らかの役に立っている。たとえ本人が気づこうと気づくまいと。