医師 黒木 弘明

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二〇二四年 三月二九日(金)

綴りごと 想いごと

周期性

みなさんの人生や暮らしに

周期性を感じることはありませんか?



一年、あるいは数年などの
一定の間隔、一定の周期で
自分の中の課題に向き合わざるを
得ない季節が貴方を訪れる…
そんなことはありませんか?



僕はそのリズムのことを
「対峙の季節」と呼んだり
「大人のらせん階段登リズム」
と呼んでいます。



自分では薄々気付いているけども
普段の生活では向き合えない課題や
日頃はあまり向き合いたくない課題を
誰しもお持ちだと思いますが
そういう課題と半ば強制的に
逃げても逃げられないような形で
向き合うことになる季節があります。



あ、また同じ壁にぶつかってる…
また似たような問題に直面してるわ…
これ、前にもやった奴やんか…
毎回痛い所突いてくるなぁ…
もう、今回も逃げたいわぁ…
などなど



過去に見たことのあるような景色が
何となく再び繰り返されている時が
人生のらせん階段に差し掛かっている時かなと。



らせん階段なので
以前と少し似ているけど
どこか違う課題や景色が登場します。



これは自分をアップグレードするチャンスです。
できる範囲で構わないので向き合っておくと、
らせん階段を登って心がスパイラル・アップするので
その後の人生がちょっとずつ楽になりそうです。



逆に、そこで面倒くさがって逃げてしまうと、
仮にその時は逃げ切れたとしても、周期性に従って、
この次のターンが来る時に、より難解な課題となって
戻ってきてしまう傾向にあります。



より難しい課題がやって来る、また逃げたくなる、
さらに難しくなる、のリピート再生に入ってしまうと
抜け出せない沼地のようになってしまうので、
毎回、課題と対峙するチャンスが来たら、
ほんの少しでも良いので、向き合っておくのが
個人的にはおススメです。



かく言う僕も、再び対峙の季節を迎えてます。
今回も痛い所をつつかれ、苦しかったですけど、
ほんの少しだけですが、なんとか前進したような
気がします。ほふく前進って感じでしたけど(笑)
そんなことを繰り返すうちに、課題に気づかず、
課題から逃げていた以前よりも前進するのが
ずいぶんと楽になりました。
そんな獅子座の新月♌️でした。



人生のサイクルに気づけた人には
人生をスパイラル・アップさせるチャンスが
訪れているのですから、怖がらなくて良いんです。
一歩でもゆっくり階段登ってみようね。大丈夫。