内省
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大丈夫だと信じることと、
内省をしないことは、違うのよ。
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何か問題を抱えている時
大丈夫、きっと大丈夫!
と信じることは、とても大切です。
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だけれども、大丈夫と信じたい余りに
何も問題が起きていないんだ!
と思い込むのは、また別です。
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辛い時は、
自分で問題を抱えるには重すぎて、
受け容れることができない、
問題を直視する余力が無い、
だから一時的に目の前の問題から
逃避しまうようなことも、人間の心にはあります。
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そんな時は、無理をしなくても良いのです。
無理をしたら、立ち上がるのが遅くなるから。
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で、少しずつ心のザワザワが収まって
抱えている問題に向き合えるように
なってきたら、そこからゆっくり内省です。
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抱えていた問題から何か一つでも
学ぶことがあるはず。
それを自分で探すのが内省。
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ですが、心が収まってきた途端に
内省することを全く忘れてしまって
また元の世界に駆け出して行ってしまう…
そして再び傷ついてしまう…
そんな人も少なからず居られるでしょう。
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で、自分がそのタイプかどうか?
それが気になるところですが、
内省を避けがちな人、あるいは
内省の余地が残っている人の特徴に
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似たような問題を繰り返す
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という点があります。
苦しい時は内省できない、
苦しみから解放されたら
内省なんかしたくない…
ってなるのでしょう。
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お気持ちは凄くよく分かります。
僕もそうだから。
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けれど、内省から逃げたいってことは
まだ本当の意味では元気になっていない
ってことですから、そんな状態で外の世界に
駆け出したら、またコケちゃいます。
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何の為に貴方は苦しんだのか?
あんな苦しみを何の糧にもしないで
捨ててしまうなんて、自分の体験を
無為するなんて…勿体ないですよ。
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大丈夫というのは
何も起きなかったんだ!
と思い込むことではなくて
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苦しい問題が起きたとしても
それは貴方を苦しめる目的ではなく、
貴方が苦しくならないと
向き合うことのできない問題を通して
貴方が自分についての大切な教訓を
学び取る経験が訪れているのだから
何も怖がらなくても良いんだよ!
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という意味で捉えています、私は。
これが私の言う『大丈夫』です。
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何度も似たような問題を繰り返しながら
ゆっくり内省を覚えてゆけば良いのです。
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内省にも練習は必要です。
独りで内省ができない時は
手伝ってもらうのもオッケーです。
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ゆっくり内省ができるようになってから
ゆっくり歩き出せば良いんです。
歩き出す前に内省。
大丈夫。