偲ぶ万年筆
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僕が、はじめて産業医として赴いた職場の
所長さんだった故・真田敬二さんの万年筆。
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彼とは、年齢を超えて
個人的に非常にウマが合いました。
ある時は一緒に食事をし、酔ってしまった僕が
真田さんの家に転がり込んで、
妙な形で彼の奥様に挨拶することもありました。
僕が産業医を離任しても、個人的な付き合いは続き、
親子のように、仲良くしてもらいました。
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そんな真田さんが数年前に亡くなった際、
奥様が形見として譲って下さったのが、
この万年筆です。
敬二さんは、
今も手元で僕は見守ってくれています。
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今年の夏は、
自分に繋がる愛の系譜を感じます。
誰しも愛の系譜に上に生きています。
独りということはありません。