佳い
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どうぞ今日も佳い一日を。
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なんとなくで恐縮ですが
「良い」よりも「善い」よりも、
「佳い」の方に親近感が湧きます。
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僕が小学生の頃、
唯一志願した習いごとだった書道。
そのコンテストの中に
「佳作」という賞がありました。
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グレードで言えば、「佳作」は
上位の賞ではなかったので、
当時の僕には「佳」という字が
何だかちっぽけな意味に
思えてしまいました。
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だけども、今見ると
『佳い』って素敵な字だなぁ
と感じ入ります。
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調べると、『佳い』とは
形が整っていて美しい
という意味だそうです。
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「良い、善い、美しい」などの字と比べて
『佳い』と言う文字には
何となく親近感があると言うか
格好つけない身近な感じがします。
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それなのに
形が整っていて美しい…
とは、どう言うことだろう?
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あ、そうか!
そう言うことか!
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以下は、
僕なりに解釈した『佳い』です。
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肩肘張らず、格好つけず
他人の目ばかりを意識せず
本来の自分を取り戻して
あなたはあなたという存在が持つ
あなた特有の美しさを
誰のためでもなく、誰とも比べず
只そのまま大切にして生きれば良い。
美しさとは比較相対によって
生まれるものではなく
ただそのものが在るように在る時に
生まれる輝きのことを指すのです。
その時あなたの心から吹く風は
柔らかで、他人も自分も傷つけない、
親近感のある風になっています。
どの命もそれで善いのです。
そのあなたが佳いのです。
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今日も佳い一日を。