伝えるには
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馬を水飲み場に連れて行くことは出来ても
馬に水を飲ませることは出来ない。
と言う諺があるそうです。
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「どうだ？これ良いだろ？これ凄いだろ？
この考え方素晴らしいだろ？賛同しなさいよ。
普通はこう考えるものなのよ。」
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と説いた所で、その内容が
相手が求めていないことであれば、
或いは、相手の容量を超えていたら、
届かない。伝わらない。
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相手のレベルに合わせて教えるも何も
相手が自分から身を乗り出して
聴きたくなった時が最適な時です。
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喉が渇いていなければ、
一滴の水も飲めませんし、
求めていなければ、
10文字でも心に響きません。
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「そんな相手のペースでは遅い！
それでは生ぬるい！
そんなことでは話にならない！」
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と貴方が思うのであれば
それは貴方が相手を
信頼していない状態です。
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貴方がどんなに完璧な理論を
どんなに完璧な手法で教えたとしても
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貴方が相手を信頼していなければ
何も伝わらないでしょう。
だから文字通り、話しにならないのです。
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「私が教えても君が覚えなかったら
教えた私が悪いと言うことになるじゃないか！
君が出来が悪いと、指導役の私の恥になる！」
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自分の中のそんな「怖れ」を
相手に投影している時であれば
なおさら上手くいくことは無いでしょう。
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教えたい、伝えたい、届けたい、
貴方のその気持ちは
何処からやって来ましたか？
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そして、貴方の想いを受け取る相手を
貴方は肯定していますか？
貴方はその相手に信頼を寄せていますか？
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相手に何らかの反応をしてもらいたい時に
（例えば、自分のことを理解して欲しい時など）
その相手のことを肯定し、信頼してますか？
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つまり、貴方が肯定できない相手に
貴方自身を肯定してもらおうとしても
それは到底無理がある、ということです。
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貴方が100％信頼も尊敬もしていない相手に
貴方を理解してもらおうというのは
貴方にストレスが生まれるだけなので
お勧めしない、ということです。
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貴方の信ずる所と、貴方の今の様子が
貴方の目の前に現れているだけなのです。
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良し悪しを超えて、善悪を超えて
恥も醜聞も一旦、傍に置いてみて
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貴方が本当に届けたいものは何ですか？
貴方が本当に受け取りたいことは何ですか？
ゆっくり思い出してみましょうね。
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思い出すための方法ですか？
あれ？いつも言ってますよ。
深呼吸・笑顔・感謝の３つです。
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●投稿後記●
お写真は、もう10年来、育てている小さな蘭です。
正式な品種の名前は存じ上げないのですが
3年前くらいから、毎年お花が出るになりまして
去年から、一年中咲いてくれています。