休みの目的
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良い仕事をするには、
適切な休みが欠かせません。
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良い仕事とは、
良く自分に仕えている事を指します。
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つまり、あなたに備わる才能才覚が
心地よく、楽しく、開花する状態のことです。
職業や収入とは全く関係ありません。
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従って、
適切に休むことは
良い仕事の下準備ということになります。
下準備もなく、良い仕事など生まれません。
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では、休むとは何でしょう?
なぜ休むのでしょうか?
休みの目的は何でしょうか?
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多くの方は、
休むとは心身を休めることである、
とお思いでしょう。
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間違ってはいません。
ですが、それだけですか?
何のために心身を休めるのですか?
休めば才能才覚が開花しますか?
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何か、その先がありそうです。
「休むこと」と「才能才覚の開花」の間を繋ぐ
何かがありそうです。
それこそが『休みの目的』と言えるでしょう。
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十二分に体を休めて、精神を鎮めることを
私が何よりも推奨するには訳があります。
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これでもかと言うくらいに
心身を休め、鎮めることによって、
『自分との対話』が進みやすくなるからです。
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自分との対話。
本当は自分は、何を望んでいるのか?
本当の自分は、どう生きようとしているのか?
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自分という物語を
楽しんで、歓んで、全うするには
どうしたら良いのか?
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その答えは、
自分との対話の中に在ります。
いえ、自分との対話の中にしか在りません。
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経済、科学、医学、治療、施術、ヒーリング、芸術全般、
最新データ、理論、知見、流行のマネジメント手法、
セミナー、コンサルティング、各種助言、
説教、法話、占い、霊言、預言、予見、リーディング、
これら全ては、ヒントに過ぎません。
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ヒントは、答えではありません。
ヒントから助けられ、学ぶこともあるでしょう。
それでも、私たち弱さと怖れを抱える人間は
ヒントに対して、感謝こそすれ
過剰な期待と依存には、気をつけなければなりません。
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答えは、
自分の選択によって創るものです。
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従って、
自分の人生を生きるための答え、
自分の才能才覚が開花するための道筋、
つまり、良い仕事をするための順路は
自分が司っているのです。
自分の中にあるのです。
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しかし、あなたの答えが
自分の中にあるからと言って、
今のあなたが、それに気づいているとは限りません。
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特にあなたが、
肉体的に疲弊し、消耗し、不具合と苦痛を感じ、
感情的となって、精神的にも
自分を俯瞰する余裕がない状態では、
いくら沢山ヒントを集めたとしても、
自分の中の答えは見つからないでしょう。
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だから休むのです。
心身を鎮めるのです。
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十分、十二分に、徹底して心身を鎮め、
自分との対話を進めて、
今を生きる自分の本心が見えてくれば
あなたの休みの目的は達成され、
あなたは再び充実した状態を取り戻し、
また次の一歩を踏み出すことができます。
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しかしながら、
なんとなく数時間寝た、数日ぼんやりした、
バカンスに行った、名所に行った、というだけで
自分との対話をしないままの状態では、
ただただ、休み明けが憂鬱となるだけです。
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それは休みとは申しません。
ゆえに、疲れが取れません。
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また、どこかで良い話を聞いた、良いものに触れた、
誰かに良くしてもらった体験なども
数日から数年間の興奮を持続させることは出来ますが、
自分との対話をしないままの状態では、
その興奮が冷める頃に、またすぐ次の興奮を
求めるのが、関の山です。
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感動に似た興奮を利用して、
疲労した自分を誤魔化しながら
自分との対話を避け続けてると、
いつか本当に疲弊して、爆発してしまいます。
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あなたの時間を投じた休息や
あなたの中に生まれた感動や安寧、
あなたが掴んだヒントの数々を
自分との対話に繋げてゆかなければ、
全て過去の消耗品となってしまいます。
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どれだけ心地よくても
自分との対話から生まれる学びが無ければ
それは、一時的な興奮や快感であり、
あなたの本当の癒しには至らないでしょう。
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自分との対話が進むと
自分の声が聞こえます。
自分の本心を感じます。
それこそが、あなたの中に生まれた答えです。
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すると気になるのは、
自分との対話の方法や
自分の本心に辿り着く方法です。
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例えば、
あなたの心身が安まり、鎮まった上で、
ふと唐突に心に思いつくこともあり、
鉛筆で自分の気持ちを書きとめている時に
文字で見えることもあり、
無為に走ったり、歩いたりしている時に
体で感じることもあり、
身の廻りの掃除中に感じることもあり、
祈りや瞑想中に湧き上がることもあり、
十人十色、人それぞれの方法があります。
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あなた自身の方法を
失敗を怖れず、試しながら、探しましょう。
こればかりは代打が利きません。
あなた自身が自分でやってみないと分かりません。
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そして、自分との対話が進むと
中途半端な休息とは比べ物にならないほど
あなたの疲労は取れるでしょう。
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本来の自分
つまり、自分の中の愛にアクセスすると
人間は途端に元気が湧くという、
なんとも不思議なことですが、
あなたも体験されれば、きっとお分かりになります。
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なお、休みに要する時間も
全く持って、人それぞれです。
一時間の休息で自分の対話を進める人もいれば、
五年や十年かかる人が居ても不思議ありませんが、
時間の長短は問題ではありません。
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あなたが自分を謳歌するためには
心身を鎮める十二分な休みが必要です。
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その休みの中で、自分との対話をして下さい。
それこそが本当の『休みの目的』であり、
あなたが人生を謳歌するための下準備です。
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最後に、公平を期するために
私のコラムでさえも、あなたの答えではなく
所詮はヒントに過ぎない、
ということを申し上げておかねばなりません。
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この先はあなたの選択であり、
あなたが創りだす答えが、
あなたの中の愛が、あなたを導きます。
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どうぞ素敵なお休みを通して
ご自分の愛に出逢われますように。