医師 黒木 弘明

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二〇二四年 四月一八日(木)

綴りごと 想いごと

今日の歓待

貴方をお待ちしておりました。

今日という日に辿り着いた貴方を、

永い間楽しみに待っておりました。


今日まで色んなことがあったことは
私も存じ上げでおります。
だからこそ今日の貴方を待っておりました。


限りある空間で恐縮ですが
どうぞゆっくりしていって下さい。
私は貴方を歓迎いたします。


あ、申し遅れました、私は貴方の今日です。
貴方の人生の中の今日という者です。
24時間のお付き合いとなります。


私がどれほど貴方を待っていたか
貴方がどれほど歓迎されているか
グラフでも書いて教えて差し上げたいのですが
なかなか上手くいきません。


ですから誠にお手数なのですが
貴方の方で感じてください。
貴方は歓待を受けておられます。


私の予想では、おそらく明日以降も
貴方は歓待を受けるでしょうから
感じることを続けてください。


貴方が如何に人生に愛されているか
貴方が如何に歓待を受けているか
感じてください。


なお、この惑星の人間の方々は
ご自分の想定に無いことが起きたり
ご自分の予想がつかなくなると


ご不安を感じられるようになり
あたかも、ご自分が愛されていない、
ご自分が歓待を受けていない、
とお感じになる特性があると伺っておりますが


それは皆様のご事情でして
私たちの意向とは異なりますので
どうぞ素直なお心で私たちの歓待を感じてください。


その素直なお心となって頂くには
お手数続きで、誠に恐縮なのですが


ご自分の中のご心配やご不安など
ご自分で抱える怖れを、
整理しておいて下さると助かります。


少しずつで結構ですので整理して頂くと
貴方の心にスペースができますので
そこに私たちからの贈り物が収納できます。


様々なご苦労を体験された貴方ならば
ご自分の中を整理するのに
十分な材料が揃っておられるでしょう。


様々なご苦労を体験された貴方だからこそ
ご自分を捉える材料をお持ちなのです。
私はそんな貴方をお待ち申し上げておりました。


ちなみに、私たちの歓迎には
優劣、強弱、上下などの
比較相対はございませんので


歓待をお感じになられても
派手にはしゃがずに、ことさら自慢なさらず
閑かに味わってお楽しみください。


ですが、私たちの歓待を受け取られ、
十分に楽しまれていると言う方は


純粋な自己表現として周りの方々に
お裾分けをなされても結構です。
それが愛のたいまつとなります。


私は貴方の人生です。
永らく貴方をお待ちしていましたが
やっとお逢いすることが叶い
とても嬉しいです。