一年を宝にする
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弱さを排して、
真に強くなることはありません。
弱さを受け容れることで、
真にたくましくなるのです。
その経験が本当の宝です。
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今年一年で露わになった自分の弱さを認め、
それでも年の瀬を迎えることが出来たことに
心から感謝をすれば、
この一年はかけがえのない宝になります。
体を休めながらこの一年を振り返って、
良い年として締めくくりましょうね。
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今年も私は学ぶことが沢山ございました。
例えばこんな感じです。
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2月には私の最愛の祖母が、
9月には父の様に育ててくれたギター屋の親父が
それぞれ天国に還りました。
そんな喪失体験を通して
自分の中の女性性、男性性について、
また自分の現在と未来について、
自分の中の覚悟と怖れについて、
これまで以上に真剣に対峙しました。
私は予想以上に怖がりでした。
それを認めた方が前に進めました。
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また著作を出すまでの作業は
後世の人に責任ある言葉を遺すための
妥協の出来ない大きな仕事でありました。
途中、何度も気持ちが負けそうに
なったこともございます。
その度に出版社の森恵子さんが
励ましてくれたので、ゴールできました。
私の著作といえども、
多くの人の力を頂きました。
私一人では何も出来ませんでした。
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さらに今年も有難いことに
各地に呼んで頂きまして
講演、社内研修などをさせて頂きましたが、
コンサートツアーの様なスケジュールの中
こうして無事に年末を迎えられたのも
様々な方々と森羅万象の
有形無形のご支援があったからこそ
と、心底感じておりますと同時に、
人間と地球、地球と宇宙について
私たちが担っている責任について
これまで以上に思索を巡らせました。
私の人生は、私の決断と選択によって
毎日創られていますが、
私の人生であっても
決して私だけのものではない、
ということを感じました。
私は人生を独占し過ぎていました。
自分が預かっている多くのエネルギーを
様々な力を借りながら
自分の周りの世界に循環させることを
愉しみたいと思い始めました。
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そんな訳で、沢山の発見がありました。
そのおかげでこの一年の間に
私は変化し、深化しました。
この一年は宝のような体験の集積でした。
本当にありがとうございました。