医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月九日(木)

綴りごと 想いごと

セルフケアを手伝ってもらう

 

どんな対処も一時しのぎを続けていては、

ケアとは言えず、症状を繰り返してしまいますね。

 

 

例えば、

ギックリ腰とかギックリ背中になった時は

「この痛みさえなんとかなれば…」

と思ってしまいますが、

それはアタマだけの声であって、

その一方でカラダはこう言うでしょう。

 

 

「痛みだけじゃなくてさ、もういい加減、

軌道修正して欲しいことがあるんだよ。

そのサインが痛みなのに、痛みだけ止めたら

終わりって、何よそれ?日頃の姿勢とかさ、

食生活とかさ、ストレスとか、生き方とか、

もっと見つめ直してほしいこと満載なんだよ」

 

 

じゃあ、そのストレス。

なんとなくストレスが溜まってきて、

苦しくなってきた。だから吐き出したい、

吐き出したらスッキリした。。。

で終わりですか?

 

 

 

それは心のケアではなく、心のガス抜きです。

心のガスが溜まりにくくする術を覚える為の行動が、

心のケアであり、自分に優しくするということです。

 

 

とは言え、心が苦しい時は、誰もが

いっぱいいっぱいなので、

「アイツが悪い、あれさえ無くなれば」

という考えでいっぱいですので、

ケアのことなど考えられないのは仕方ないです。

 

 

だからと言って、そのまま放っておいてしまうと、

心はまたいずれパンパンになってしまって、

余裕が無くなってしまって、また苦しくなってしまい、

また一時しのぎを求めてしまう…

の繰り返しになってしまい、

人生が何だか、とてもつまらなくなってしまう。

希望がかすんでしまう。

人生がつまらないのではなくて、

心が痛み、心が疲れ、心が弱り、

人生を楽しめなくなっているのです。

 

 

だから自分のケア、心のケアが大切なのです。

心の老廃物を出すこと、心のストレッチ、

心の軌道修正、やっておられますか?

心の垢が溜まって、本当の貴方のお姿が

見えにくくなっていませんか?

 

 

ただ生きてるだけじゃなくて、

貴方の才能・才覚を表現して謳歌して、

貴方が活きるために。

自分に優しくする人の才能・才覚は

誰かのために咲きやすく、

自分を痛めつける人の才覚・才能は

誰かを痛めつけることに繋がるケースが多いです。

 

 

スーパースターであろうと無かろうと、

誰もがみんな影響力を持っています。

貴方は自分を含めたこの世界に

どんな影響を及ぼしていきたいですか?

 

 

それは貴方の貴方に対する姿勢、
つまり貴方が自分をどのように自分と接するか、
貴方の自分自身の扱い方から始まっています。

 

 

自分が自分に優しくできる習慣がつくまで、
誰だって、しばらく練習が必要だし、
殆どの人が独りではできないんだから。
しばらくお稽古に通うのはフツーのこと。
恥ずかしいことでもなんでもない。

 

 

セルフケアって、独りでやるとは限りません。
むしろ心のケアのお稽古に通うということは、
貴方が人生の玄人になる為のはじめの一歩。
ストレスで心が固まって立ち往生してるなら、
自分のケアを始めるチャンスです🌸