対比
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先生、私は幸せになりたいのですが
嫌な事は何故、存在するのですか?
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私は辞典ではないのですが…
まぁいいでしょう、私の意見を申し上げます。
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嫌な事が存在するのは、
幸せをはっきりさせる為です。
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嫌な事に出逢ったのならば
嫌なことを滅却することに躍起にならず
よく研究して下さい。
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何が嫌なのか?
何故嫌だと感じるのか?
何を怯え怖れているのか?
何に怒りを感じるのか?
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嫌な事を滅却したとしても
嫌だと感じる心の根っこを見つけなければ
嫌な事とのイタチごっこは終生続くでしょう。
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その上で次のことを
今一度確かめてください。
分かるまで調べてください。
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貴方は何が好きなのか?
貴方は何を求めているのか?
貴方をウキウキにさせるものは何か?
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貴方に安らぎをもたらすものは何か?
貴方を優しい気持ちにさせるものは何か?
貴方を寛容にさせるものは何か?
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貴方に嫌な事があったとしても
堂々と貴方の心身と魂をしっかり支え、
恐怖や動揺、怒りを無力化してくれるものは何か?
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これが幸せです。
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もしも嫌な事が存在しなかったら
何が貴方の幸せなのかさえも分かりません。
それは退屈で、不幸の一種かも知れません。
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嫌な事は貴方に好きな事を
思い出させる為の配役であり、
貴方の人生の主役ではありませんから、
固執し過ぎないで下さい。
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嫌な事はコントラストを使って
貴方の幸せを浮き彫りにします。
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あとは貴方が幸せを選択するか?
それとも嫌な事に留まるか?
の二者択一を迫ります。
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貴方も、嫌な事も、
最初から大きな幸せの中に居ます。
そのことに気づくチャンス到来です。
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分かりますか?
嫌な事があったとしても
貴方は既に幸せの中に居るのです。