医師 黒木 弘明

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二〇二四年 三月二九日(金)

綴りごと 想いごと

ギターの話

今日は調弦、チューニングのことです。
以前は、一般的なレギュラー・チューニングを
採用していました。それしか知らなかったからです。


弦を張って調弦すると、なんと数十kgの張力が
ギターのネックやボディに加わるそうですが、
それがレギュラー・チューニングだと
ギターへの負担が強過ぎる気がします、僕は。


根拠は…理論とかではなくて…
ギター自身の声です(大丈夫か・笑)


何となくレギュラー・チューニングだと
ギターが無理をして声を出してる感じです。
人間に気を遣っているような音がします。


確かに優等生的で、立派な音がするし、
最も流通している調弦なんだけど、
それは人間から見たら、の話し。


ギターから見たらどうなんだろう?
ギターの立場ではどうなんだろう?


と僕は考えちゃうタイプです。


ギターは道具だと言う人も居ますが
僕にとってギターは、道具以上の存在です。
やっぱりギターは親友であり、家族なので


無理をして欲しくないんです。
無理なく、楽で、楽しく居て欲しいのです。


ギターが声(音)を出すのに、
努力なんてして欲しくないんですよね。
こっちも努力しないから(笑)


もう楽に、フツーに、発声して良いから
人間の事情なんか考えなくても良いから
あとは僕に任せろ!君は好きに歌えば良い!
って感じです。


そんな訳で、ここ数年僕のギターは
半音から一音落として調弦してます。
その方がギターにかかる張力が少なくて
ギターが楽に発声できるからです。
(もちろん、ギターの個体差はあるけど)


ちなみに戦前の黒人ブルーズ・マン達も
半音下げのチューニングですし、
あの stevie ray vaughan もそうでした🎸


楽に、伸び伸びとすれば良いんだ。
そして自分の本当の声を出したら良いんだ。


そういう独特の発想で
僕はギターを育ててます。