医師 黒木 弘明

メニュー

二〇二四年 四月二九日(月)

綴りごと 想いごと

その日まで生きる

 

 

見守ってくれるのも、応援してくれるのも、

ありがたいんだけどさ…ホントのこと言うと、

 

 

分かって欲しいんだよね…

 

 

全てを分かって貰えるなんて期待はしてないけど…

分かろうとして欲しいんだよね…

 

 

思春期の時の僕はそんな想いだった。
大人たちはいつも高みの見物で
僕の目線に降りて来ようとはしないのに

 

「君を大切にしてる」「君のため」とか言うから
余計に混乱させられ、ムカっ腹が立っていた。
理解されない苦しみと哀しみをいつも心に抱えていた。

 

 

今にして思えば、
それも大人たちの限界だったんだなぁ…
って想う。相手の目線や相手の世界に
入ってゆくって相当な鍛錬が必要だからね。

 

 

みんな一生懸命に生きてる。
幸せは心。環境や条件ではないのだ、
ということがいつか必ず分かる日が来る。
その日まで生きるのだ。