医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月八日(水)

綴りごと 想いごと

ご褒美

くたくたになるほど頑張った自分に
ご褒美をあげる、休ませてあげる。


それも悪くはないんだけど
繰り返しているうちにマンネリ化したり、
必要なご褒美がとめどなく高額になったり、
段々と効果が出なくなることがあるんだ。


少しやり方を変えてみようか?
もう一歩踏み込んでみようか?


貴方が疲れていること自体を認めて、
疲れている貴方に理解を示してあげて
貴方が疲れている理由を探してあげて
対処してあげる、というのはどうかな?


ご褒美の麻酔をかけ続けるよりも
根幹的な自分に触れてあげる方が
本当の貴方は喜ぶだろうね。


麻酔が必要ということ自体
痛みがあるってことだからね。


ご褒美が必要ってことは
それが無いと苦しいってことだから
心のどこかに炎症があるんじゃないかな?


涼しい顔してるけど実は
痛みを感じている貴方や
苦しがっている貴方を見つけてあげて


本当の意味で自分に歩み寄ってあげて
自分を大切にお世話してあげる時が
近づいているのかも知れないよ。


大丈夫、見つかるよ。
大丈夫、そこから良いことあるよ。
大丈夫だよ、自分なんだから。