医師 黒木 弘明

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二〇二四年 三月三〇日(土)

綴りごと 想いごと

いつ?

良いことがあった、嬉しかった。そうか。
嫌なことがあった、腹立たしかった。そうか。


ええ??
それで、終わりかい?


一体いつ学ぶんだい?


良いことがあったら、
誰しも余韻に浸りたいだろう。
そんな時に自分を改めることができるかな?


嫌なことがあったら、
自分は悪くないんだ!と言いたいだろうが、
そんな時こそ自分を改める最良の好機ではないか。


嫌なことは悪いこととは限らない。
あなたの学ぶ姿勢次第で
人生の最良の好機となる。


出来事の良し悪しで
人生の価値は決まらない。
感情のアップダウンで
あなたの価値は決まらない。


出来事や感情を通して
あなたが学んだことが
あなたと人生を形成する。


どんなことにも
学びの扉は付いている。
その扉を開けば
新しい世界につながる。


新しい世界には
傷ついていた自分は居ない。
それを癒しと呼ぶこともできる。


学びとは癒しだ。
学びとは救いだ。


腹立たしい相手から学べば良い。
腹を立てたままで居るから傷つくのだ。


腹を立て、おまけに傷ついている
こんな浪費はないだろう。
そんな暇はない。


さっさと学んでしまおう。
傷ついたのなら一刻も早く
自分を癒そう。


嫌なことが多い人生は
学びの種が多い人生であり
癒しと救いの多い人生にもなる。


あなたの人生を推し量るのは
良し悪しではない、
好き嫌いではない、


学ぶか無視するか、
どちらかを選ぶだけのこと。
難しくない。


学びの扉は
いつもそこにある。
必ず。