医師 黒木 弘明

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二〇二四年 七月二七日(土)

綴りごと 想いごと

癖の確認

みなさん意外と持ってるのが自虐癖。

自信が無いとか、自己肯定感が低いとか、

プライドが高いとか、傲慢だとか、

それ以前に自虐する癖があるかも知れませんよ。

 

 

 

自虐癖は、大なり小なり、みんな有ります。
自分に対して「ダメだ、こりゃ」
って言ってしまった時は、
そのままで終わらせずに、
必ず「次行ってみよう」もセットで。

 

 

 

自虐癖が強いと、何気ない日々でも
凄く疲れやすかったり、
何気ない一言に落ち込んだりして、
生きることが面倒くさくなります。

 

 

 

自分の中にこんな自虐癖ないか?
以下を自分でチェックしてみて下さい。

 

 

 

●自分を責める癖●
→いつも自分が悪いことにする癖。
自分が悪いから、良くないことが起きる
など、何かと自分のせいにする癖であり、
それが高じると「自分さえ我慢すれば、
周りのみんな幸せになる」と信じたり、
自己犠牲癖がついてしまうこともある。

 

 

 

●自分を褒めない癖●
→どんなに頑張っても、成果を上げても、
何をやっても自分を褒めないし、
自分を肯定的に評価しようとしない癖。
傲慢にならない為の「謙虚さ」と混同して、
間違われがちで、美化されがち。

 

 

 

●自分をさげすむ癖・自分を追い込む癖●
→自分は普通の人以上に、人一倍、
努力しなければいけない人間だ、
自分はありのままではダメな人間だ
という想いが、なぜか心のどこかにあり、
自分(や他人)を過度に批判的に見ていて、
自分(や他人)の落ち度を探してしまう癖。
「自分に厳しく」等の言葉で美化されがち。

 

 

 

●自分を脅す癖●
→「〜ができなければダメな人間になるぞ」
と自分に条件をつけ自分に無理をさせる癖。
「ストイック」や「美学」などの言葉で
肯定されることが多いが、実際には
無条件に自分を愛せない状態の裏返しかも。

 

 

 

ついてしまった自虐癖は
確かになかなか消えにくいですし、
世代ごとに増幅されて、親から子、
子から孫に伝わる傾向もありますが、
まずは自虐癖のある自分を意識して、
少しずつ減らしていきましょうね。

 

 

 

自虐をやめる、減らすだけで
別に自分に自信が無くても
少しずつ大丈夫になってきます。

 

 

 

ダメでも良いよ。次行ってみよう。