感動
出張の最中、私はスーツケースを持って移動しております。
ある日レストランでランチを食べ終わって、
次の用件に向かおうとしたら、
何とスーツケースのキャスターの一つが、
ポロッと外れてしまいました!
よく見ると、キャスターを留めているネジが外れて、
どこかに紛失してしまったようです。
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「うわぁ〜困ったなぁ…こりゃネジが無くなってるわ…
明日まで出張は続くんだけどなぁ…
近くに修理をしてくれるお店が有るかどうか…
うわぁ〜困った」と私は内心、困惑しました。
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すると、どこからともなく
レストランのスタッフさんがやって来て、
「如何されましたか?」と尋ねて下さいました。
しかし、レストランで
スーツケースの修理相談をしたところで
所詮は、お門違い・専門外ですから、どうせ無理な相談。
気休めの一言が返ってくる程度だろう…
と私は思っていました。
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ところが、
レストランのスタッフの方々は、私の話を聞いて、
なんとか応急処置が出来ないものか?と、
あれこれと一緒に考えて下さるではないですか!(驚)
ガムテープや両面テープを持ってきて下さいましたが、
やはり上手く行きません。でも仕方ないです。
諦めて店を出て、スーツケースの修理屋さんを探そう
と、私は立ち上がりました。
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その時です。
レストランのスタッフの方が
いくつかのパターンの
ネジとドライバーを持ってきました。
とは言え、スーツケース純正のネジではないので、
大きさや規格が合わないから無駄だよ…
と私は思ったのですが、
ナントこれがピッタリ合致!(驚・再)
かくして、私のスーツケースは元通りになったのです。
こんな親切なレストランは、生まれて初めてです。
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とにかく驚きました。
私の心が乾いて居るせいかも知れませんが、
久しぶりに『親切な赤の他人』に出逢いました。
人間とは、かくも親切になれるものか!と驚きました。
また大変勉強になりました。
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何かと細かく、カテゴリー別に分業されている昨今。
どこに尋ねて行っても、
「それは当方では分かりかねます」と言われ、
たらい回しに遭うなんてことが少なく有りません。
しかし仮に専門外であったとしても、
結果の良し悪しは保証できなくても、
難局を目の前にして、同じ目線で、
一緒になって考えてくれる人は本当に心強いです。
いえむしろ、困った時に困っている人が求めているのは、
そういう人の存在です。
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困っている人が求めているのは、
上から目線ではなく当事者目線。
答えではなく支え。
私たちの仕事もかくあるべし!と思いました。
親切なレストランのスタッフの方々、
本当にありがとうございました。