医師 黒木 弘明

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二〇二四年 五月一日(水)

綴りごと 想いごと

才能発掘

 

全ての人に豊かな才能が与えられています

しかし、問題は

何の才能が与えられているのか?については

すぐには分からない仕組みになっていることです

 

 

自分に与えられている才能・才覚

それを探すのが自分の責任です

 

 

中には、若いうちから目に見えて才能が

開花する人も居るでしょうが

その才能だけで一生楽に暮らしていける人は

ほぼ居ません。居たら可哀想です

 

 

仮に、才能が開花した!早熟だ!

と喜びたくなる様なことがあったとしても

その人の一生涯に対して

与えられた才能でなければ永続しません

ここに、才能探しの難しさがあります

 

 

また、好きこそ物の上手なれ

という言葉があるので

好きなものが与えられた才能なんだ!

と思うこともありますが

これもケースバイケースです

 

 

私の感触では

好きなものを通した出逢いや葛藤の中で

その人の才能が発掘される様に思います

 

 

自分が好きなことをやり通していくには

覚悟と決意が不可欠です

迷いも出るでしょうし、葛藤などは当たり前

 

 

その中で、自分が試され、研磨され

やがて自分が露わになり

その結果として才能に辿り着いた・・・

という方が多い様にお見受けします

 

 

あなた自身が、何かの天才かも知れないし

天才を探す天才かも知れないし

秀才を導く天才かも知れないし

才能など気にしないで済む天才かも知れないし

自由に生きる天才かも知れないし

人知れず、誰かの役に立つ天才かも知れない

 

 

才能とは、実に様々です

何もテレビで騒がれる有名人や

他人の賞賛を浴びる人だけが

才能ある人ではありませんので

そこは勘違いをしないでください

 

 

才能の塊の様な無名の巨人は

あちらこちらに沢山居られます

 

 

その人たちは

一生懸命に生きた結果として

自分の道筋を見つけ

これこそが自分の道だ!と覚悟し

基本的には愉快に過ごし

たとえ、摩擦や葛藤があっても

乗り越えられると信じて疑わず対峙しながら

人に親切な態度で暮らしています

 

 

与えられた才能というお宝

それを探すのに

人生の大半を費やす人も多いです

それだけ価値のあるものですから

 

 

いえ、人生が終わるまで

何が自分に与えられた真の才能だったのか

分からないことだってあるでしょう

 

 

自分の中にある才能という宝探し

つまりは、

真の自分を見出す作業です

 

 

昨今の世の中は、雑音・雑踏が多すぎて

よくよく自分に対して目を凝らさないと

自分に焦点をしっかり合わせないと

宝が見つかりにくい時代でもあります

 

 

だからこそ、宝探しの価値があります

自分と向き合いましょう

真の自分を見出しましょう

 

 

ちなみに、私は「仕事」のことを

「自分に与えられた才能に仕える事」

だと解釈しています

 

 

大丈夫です

生きてさえすれば

あなたには十分時間があります

どんな人も遅くはありません

 

 

宝は必ず見つかると信じて

あなたの「中」を探しましょう