お知らせ

ココロ折れない様な人間を育成する???

クロキです。
今年も桜のシーズン、綺麗でしたね。
今は、桜吹雪が舞っています。



さてさて、このシーズンは入学・入社のシーズンです。
先日、新入社員様向けの研修をして参りました。
(あまりご報告しておりませんでしたが、
企業様の社内研修やセミナーも、実は結構やっています)



「人材」育成ではなく、『人財』育成
という言葉が出てきて、久しいです。



人は宝、と言うことで「人財」と言われます。
そして、人をしっかり教育して、手をかけて、時間をかけて、
宝となる様な人財に育てていこう!と言うニュアンスだと思います。



人がモノではなく、人間として育ち、
育んでいける社会こそが、
成熟した豊かな社会だと思います。



ですが、ですが、
時ど〜き、気になることがあります。



それは、
「どんな人財を育てようとされているのか?」
と言うことです。



で、よく出てくるのが、
「健康状態を崩さずに働ける、たくましい社員を育てたい」
「子供たちを、大人になっても心が折れない様に育てたい」
「人間力高く、ココロ折れない子供や社員を育てたい」


ん???
あれっ???



みなさん、ココロが折れることを避けるために
たくましい人財、強い子供たちを育てたい様な雰囲気です。



それって、、、、
ある意味、挫折知らずの人を育てたい!
ってことですよね?



親が子供を心配するようなお気持ち、よく分かります。
でも、僕が見てきたな経験では、
そう言う挫折知らずの人、
あるいは、失敗を毛嫌いしている人、
ココロが折れることを認めたくない人、
こう言うタイプの方々こそが、実は、
(何かの拍子に)ココロが迷走しちゃう傾向にあります。



つまり、弱くなるのが嫌だから強くなりたい!みたいな。
それは、自分の弱みを強みでコーティングしていこう!ってことですよね?


そのお気持ち、よく分かるんです。
誰だって自分の弱みは見せたくない、晒したくない。
だから、強みで弱みを覆い隠したい、と言う気持ち。



ところがです。
人間、そうは行かんのですよ。



隠せば隠すほど、弱みは膨らんで参ります。
逃げれば逃げるほど、あとあと辛くなって参ります。
夏休みの宿題と同じなんです。



「強くなる」と言う言葉の意味、内訳が大事なんです。



例えば、弱くなるのが嫌だから、強くなろうとすることは、
自分の弱さからダッシュで逃げていると言う意味であり、
自分の弱さを正視して、見つめることが出来ない訳ですから、それ自体が、弱い証なんです。



強くなりたい!と言いながら、
実際には弱くなる方に走り続けていくのですから、
結果としては、自分がどんどん弱くなっていくのです。



そして、自分の中で隠しきれているはずの弱みが
どんどん膨れ上がって、
いつしか強みでは隠しきれなくなって、
バ〜ン!と破裂することもあるのです。
(その時が、心身の不調が現れる時です)



ですから、クロキは
「弱くならない様に強くなろう」とか
「弱さを隠すために強くなろう」と言う動機は、
あまりオススメしないのです。



クロキが推奨しているのは、こんな感じです。



ココロ折れてもイイやないか!
ココロ折れて初めて見える世界があるよ!
それも体験・経験・人生の醍醐味の一つだよ!
ココロ折れたことに落ち込む必要なんか全然ないよ!



ココロ折れたことを元に、
あなたが自分をどう創っていくのか?
そこが大切なことだよ。



折れたココロを昔のように元どおり、
傷一つない状態に戻そうとしなくていい。
そんなことは実際には無理だから。
折れた経験のあるココロは、
ひと回りも、ふた回りも逞しくなっていくから。



ココロ折れるのは、生きてりゃ当たり前。
どんな人でも、いつココロ折れるか?分からんもんです。
大切なのは、ココロ折れた後、どう生きるかなんだ。
ココロ折れたことから、何を学べるか?が重要なんだ。
ココロが折れた後に、自分で何を手放し、
何を求めて生きるかが大事なんだ。



ココロ折れて初めて分かる、自分の弱さ。
自分の弱さが身にしみて初めて学ぶ、人間の繊細さ。
人間の繊細さを体験して初めて身につく、思いやり。



ココロが折れたことの無い人は、確かにタフです。
機械の様に頑丈で、どんなに働いていてもヘコタレません。
しかし、その人は、
そんなタフな自分が普通だと思ってしまうでしょう。
自分以外の人間が、自分よりも遥かに繊細だ、
と言う当たり前の現実を認めるのに、
おそらく大変な時間とエネルギーがかかるでしょう。
(それがストレスで、タフだった人のココロが折れる、
と言うことはよくあります)



確かにタフな人は、組織には助かるのです。
だから、タフな人がリーダーになるケースが多い。
でも、よく考えてください。



人の痛みが分からないリーダーに、
ついていくフォロワーは、さほど多くはありません。
特にこれからの若い人は、ついて行かないでしょう。
人手不足の企業の皆さん、早く気づいてください、
強い人ばかり集めることのパラドックスに。



逆に、ココロ折れたことのある人が、
経験を元に自分を学び直し、
再び歩き始めたらどうなるでしょう?



その人はおそらく、人の痛みがわかる人です。
人間の繊細さを、身をもって知っています。
そんな人がリーダーになったらどうでしょう?



部下や後輩の繊細さも理解できるでしょう。
「甘やかしと配慮の違い」も区別できるでしょう。
「パワハラとエンゲージメント」の区別もつくでしょう。
そう言うリーダーにみんな付いていくでしょう、
特にこれからの世代の人は。



だから、ココロが折れた経験があり、
そこから学び直して、立ち上がった人は、
本当に宝のような貴重な存在なのです。
まさに、人財です。



と言うことで、お分かりでしょうか?
いかにココロ折れないタフな人を造ろうとしたところで、
それは、ココロが折れるまでの、
わずかな時間を先延ばしにしただけで、
どんなに頑張っても、折れる時は折れるのです。



その時、
ココロ折れた経験を受け容れることが出来るかどうか?
ココロ折れるほど頑張りすぎていた自分を、
思いやりを持って、もう一度見てあげれるかどうか?
ココロが折れた体験から、
新しい自分を生み出すヒントを学べるかどうか?
そうやって与えられた人生を、
余すことなく味わうことが出来るかどうか?



そう言うことを意識しながら、
各自が自分自身を育てていくこと(これを、クロキは『育自』と呼んでいます)を目指す生き方の方が、
弱さを隠すために強くなろうとする生き方よりも、
クロキは、たくましい様な気がします。



だから、ココロ折れない人材を育成するよりも、
(ココロが折れた人材を取っ替え引っ替えするよりも)
誰かがココロ折れても、みんなで可能な限り支え合い、
貴重な経験から自分を学び、自分を育てる人財を育む方が、
これからの人口減少時代には、適していると思います。



ですから、皆さん、
ココロが折れることを怖れないでください。



確かにそれは辛い経験だけど、
そこからしか学べない経験が必ず詰まっています。
その経験と学びが、
その人の次のステップにどうしても必要なのです。



ココロが折れる経験は、見方によっては贈り物です。
その人が愛されているから、贈り物がやって来るのです。
本当です。



そんな贈り物を、両手一杯で受け取れる素直なココロを
みんなで育んで行きたいですね。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
list page
Dr.クロキ オリジナルソング「家族のうた」
作詞・作曲:Dr.クロキ

Dr.クロキ オリジナル曲「家族のうた」

ボスメンテ

ママメンテ