医師 黒木 弘明

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二〇一九年 六月二五日(火)

綴りごと 想いごと

踏み出せない時

 

こういう事ってないですか?

「あ!こんなことをしたら楽しそうだなぁ」

「こんなことをいつか、やってみたいなぁ」

「いつかこんな風になれたらなぁ」

ふと、そう思う瞬間ってないですか?

 

 

その一瞬の想い。

それって、ただの思い付きなのでしょうか?

ただの気のせいなのでしょうか?

 

 

あまりにも、フッと浮かんで消えていくので

私たちは、それを思い過ごしてしまいますね。

でもまた、ふとした時に、同じようなことが

心に思い浮かびますね。

 

 

「あれ?この間もこんなアイディアが湧いていたな」

「あれ?何だかんだ1年くらい、ああしたい、

こうしたい、って同じことを言ってるな」

 

 

そんな事ってありませんか?

私もあります。

 

 

そんな時は、「踏み出せていない時」ですね。

はっきり言えば、何かを理由にして

「踏み出さない」自分が居るのです。

 

 

では「踏み出さない理由」は何でしょうか?

時間でしょうか?

お金でしょうか?

生活でしょうか?

人間関係でしょうか?

能力でしょうか?

 

 

色々あるとは思いますが、突き詰めていくと

最終的には「怖れ」に行きつくと、私は考えます。

 

 

つまり、踏み出すのが怖いのです。

だから、何かを理由にして

自分の中から湧いてきたアイディアを

すぐに実行しようとしないのです。

 

 

その怖れが何であるのか?

自分で探すことが出来れば良いのですが、

なかなか、自分の中の怖れを自分一人で

探り当てるのは、大変な作業ですので、

そこは信頼できる誰かに手伝ってもらう

という方法もありますし、

あえて自力で時間をかけて、探りあてる、

というのも良しです。

 

 

その「怖れ」が何であるかは、人それぞれですが、

いずれにしても、「怖れ」を手放し、

その先にいる「未来の自分」を信頼して

信じ抜いて行かねば、一歩は踏み出せません。

 

 

それと同時に、「今の自分」から「未来の自分」に

『自分の人生』が過不足なく導いてくれる、

という想いも欠かせません。

 

 

『自分の人生』に対する信頼。

それが欠けると「怖れ」が生まれます。

 

 

逆に、こういう見方もできますね。

 

 

人間は、『自分の人生』と共に歩まずに

独りぼっちでは生きてはゆけないのです。

そのことを、忘れがちな私たち人間には、

「怖れ」という感情が組み込まれているのでしょう。

 

 

その「怖れ」を抱く度に、

『自分の人生』を信頼することを思い出し、

独りで人生を迷わないように

設定されているのではないでしょうか?

 

 

そう思うと、あながち「怖れ」も悪者ではありませんし、

仮に、今のあなたが踏み出せない時期だったとしても、

それは別に時間を無駄にしている訳ではない、

ということも分かってきますね。

『自分の人生への信頼』を取り戻そうとしている

大切な時間なのかもしれませんよ。

 

 

踏み出せない時。

みなさん様々な理由があるでしょうけど、

詰まる所、自分の中に何かへの「怖れ」があるか、

あるいは、『自分の人生』を信頼しきっていないか、

いずれかではないでしょうか?

 

 

だからこそ、踏み出せない時を大いに活用して

自分の人生への信頼を取り戻しましょう。

そういうチャンスなのです。

 

 

怖れを感じたら、人生への信頼を取り戻す。

でもまた、しばらくしたら、忘れてしまって、

また怖くなって、踏み出せなくなる。

その度に、色んな人に手伝ってもらって、

人生への信頼をまた思い出す。そんな人もいます。

 

 

確かに、周りは呆れるかもしれませんが、

私は、それが悪いこととは思いません。

 

 

何度繰り返しても構わないじゃないですか。

本当に分かるようになるまで、

本当に忘れないようになるまで、

何度でもトライしましょう。

あなたの人生ですから、良いんですよ。

 

 

え?私ですか?

私も人間なので、例に漏れず、

そういうこと、ありますよ(笑)。

 

 

でも、みなさん、

私たちは人間なので、怖くなることもあるけど、

命のある限り、何度でもトライして、

とにかく、自分の心が良いと感じたことに向かって

一歩を踏み出して行きましょうよ!

それが人生の醍醐味ですよ、きっと!