医師 黒木 弘明

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二〇二四年 一一月六日(水)

綴りごと 想いごと

讃えよ

 

素敵だね、可愛いね、立派だね、
興味深いね、印象に残るね、
良いもんだ、ありがたいことですな、

 

 

一日の中で貴方が口に出したり、
自分の脳内会話に遣う言葉って、
抑圧的な言葉と美しい言葉は
どちらが多いのかね?

 

 

自分の言葉遣いを自分で意識しないと
抑圧的な言葉や攻撃的な言葉が
貴方の脳内の大半を占めてしまうよ。
(それが人間の性質だから)

 

 

だか、それがそのまま
貴方の脳の習慣となるから、
世界の消極的な側面ばかりに
目が行く脳が出来上がってしまうよ。
そして年齢と共に人生が退屈になる。

 

 

そうなると、愛する人さえも醜くなる。
身の回りの人も一年もしないうちに
酷い人に見えたり、怖くなるから、
攻撃的になり、一緒に居るのも
辛くなる、そこで更に我慢を続けると
脳が更に疲れて、更に消極的になる。

 

 

この状態を辛抱とか我慢とか言って
美徳化する言葉に縛られたままだと
人生が何の為に在るのか?
自分は一体何をしてるのか?
分からなくなり、悲観的になるのは
当然と言うより、必然の流れだろう。

 

 

自分の脳を攻撃的にする我慢や
自分の脳を悲観的するような行動を
今すぐ中断できるのならば、勿論
それに越したことはないけれど、
様々な訳あって、それができないなら
まずは脳の習慣を作り替えよう。
(ただし脳疲労が大変なら休むのが先)

 

 

讃えよう。
讃える言葉を沢山遣おう。
自分の言葉で自分は育つ。
何歳になっても育つ。
いつからでも遅くはない。

 

 

貴方の言葉が貴方です。
貴方に相応しい言葉を。
本来の貴方に似つかわしい言葉を
十分にたっぷりと遣ってあげて。