医師 黒木 弘明

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二〇二二年 八月一五日(月)

綴りごと 想いごと

脳を守る

ちょっと待て私の脳内。

勝手に感情のドミノ倒しをするのをやめんかね。

見聞きした情報の中から、

勝手に断片的なイメージを結びつけて、

論理を飛躍させて、私の感情を揺さぶるのはやめんかね。



人生は何を失ったかではなく、

何が自分に備わっているか、

何を糧にしてゆくか、

何を慈しんでゆくかの選択広場なのだから。



そんなことを自分に言い聞かせようとしながらも、

逆に自分の脳の立場になってみれば、

今まで必ずしも必要ではない刺激や情報に、

触れ過ぎていた自分の行動に気づきました。



自分が本当に望んでいないものや情報に、

慣れとは言え、いつの間にか、

あまりにも習慣的に、あまりにも無防備に

触れ過ぎていたことに気づきました。

そりゃ、私の脳だって混乱するよ。

ごめんね、脳ちゃん。



苦しい時は多分、

脳がNOと言いたい時なんだろう。

だけど生活リズムや習慣に忠実すぎる脳ちゃんは、

なかなかNOと言わずに、私たちの行動をそのまま、

私たちの感情や体調に投影し、

反映し続けているのだろう。

脳ちゃんを無理に走らせていたのは私だったのか。



そんな寡黙な脳ちゃんに、

そんな過労気味な脳ちゃんに、

今こうして謝る自分が居ます。

そしてこれからは、

むやみに自分の脳ちゃんを刺激する行為を

減らそうと思いました。

私の脳だからまず私が守ってゆかねば。

それは自分を育てる親としての私の了見です。