医師 黒木 弘明

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二〇一九年 七月一六日(火)

綴りごと 想いごと

有難う平成

 

平成31年4月30日。

今日が平成最終日ですね。

改元前の最後の日。

前回は、昭和64年1月7日でした。

あの頃の僕は、小学生でした。

 

 

今僕は、平成という時間に感謝します。

そして、平成という時間の間に織り成した、

様々な出来事が僕を育ててくれたことに感謝します。

さらに、平成を生んでくれた昭和に感謝します。

昭和を生んでくれた大正にも感謝します。

 

 

個人的なことですが、私を生み出すために

大正の終わりに生まれ、

一心不乱に昭和を駆け抜け、

平成の最後に天に還った最愛の祖母を

私は今も愛おしく想い、深く感謝しています。

 

 

でも感謝するのは、今日だけではありません。

最後の日は、今日だけではありません。

最初の日は、明日だけでありません。

 

 

今日は、いつも最初の日で

明日は、いつも未経験の日で

毎日が、最初で最後の日です。

 

 

時間というのは、

人間が人生を分かりやすくする為に

便宜上、作った「道しるべ」です。

 

 

時間という人造物に

急かされ、溺れ、惑わされ

自分を見失ってはいけません。

 

 

そうならない為には

時間に感謝することが有効だと

私は考えています。

 

 

改元は改元。毎日は毎日。

毎日を改元のように

敬意を持って迎え、

感謝を持って締めくくりたいですね。

 

 

私たちにとって

苦しいこと、思うようにならないこと…

苦手なこと、怖れを感じること…

それらの中に僅かでも『愛』を見出すことが

出来るようになるために

時間があるのだと、人生があるのだと

私は考えています。

 

 

平成最後の日、という区切りは

そのことを私に教えてくれました。

 

 

時間は、私たちに学び(愛)を与えてくれます。

愛は、愛からしか生まれません。

ゆえに、時間とは愛なのです。

 

 

私たちの人生もまた、時間の輪の中に在ります。

つまり、時間という愛の輪の中に在ります。

怖がらなくても私たちは、愛の循環の中に居ます。

 

 

そのことに気づき、それを肚の底から理解し

そのことを意識して実践できるようになるまで

私たちは、時間という愛の庭の中で

喜怒哀楽しながら、遊び、学んでいます。

 

 

私たちは、同じ時代を生きる同志です。

同じ時間という学び舎の仲間です。

同じ時間という愛の学校の同級生です。

 

 

毎日が過ぎてゆくのではなく

毎日私たちは生き残っているのです。

時間に守られて、生き残ったのです。

私たちが満足しようとしまいと

愛の中で保護されています。

 

 

あとは、その愛を受け取るかどうか?

毎日という愛の集積から学ぶかどうか?

私たちには、毎日その選択肢が与えられています。

 

 

選択肢があること自体

愛を与えられていることと同じです。

 

 

そして、あなたの選択の集積が

あなたという人間を形成します。

個人の選択の累計が

人生、家族、社会、文化、時代を形成します。

 

 

平成という時代。

それは、時間の学び舎でした。

 

 

それと同時に、

同じ学び舎で学んだ同級生たちが

日々の選択肢から選び抜いたものが

集積した塊でした。

 

 

明日から始まる令和という時代を

愛の学び舎として歓迎しつつ

愛の集積、愛ある時代として

創りあげたいと私は思っています。

 

 

今日という一日を歓迎し、

今日に学び、

今日の中に愛を見出し、

感謝のうちに閉じてゆく。

 

 

その繰り返しです。

愛の循環の中に

私たちは生きているのです。

 

 

ありがとう平成。

ありがとう時間。

ありがとう人生。

ありがとう今。