医師 黒木 弘明

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二〇二六年 一月二一日(水)

綴りごと 想いごと

悲しみを語る

 

失敗を怖れる人は多いです。

怖れるあまり、失敗を嫌い、

失敗を悪だと呼び、

自分どころか他人の失敗をも

避けようと動揺したり、

怒ったりする人も少なくありません。

 

 

それ、周りの人

困ってますよ。

 

 

自分の失敗を避けたくて

自分にプレッシャーをかけるのは

自由なんですが、他人の失敗が

自分に降りかかって来るから、

と言う口実で他人に圧をかけるのは

親か上司か同僚か友人か知りませんが

結構、迷惑な話しなんです。

 

 

自分の不安を他人にぶつけてるんです。

例えるならば、くしゃみをして

他人の服で鼻を拭くようなもの。

人間関係、微妙になります。

 

 

ここで大切なのは、

自分の不安を他人ぶつけるのを

やめましょう!と言うことではなく

 

 

まず、

そんな自分が居ないかどうか?

観察してみましょう!

と言うことなんです。

 

 

不安になっている自分を感じるのを

避けるために他人に圧をかける、

他人を叱咤する、正論を言う、

そんな習慣がありませんか?

それ癖になってませんか?

それ自分の正義になってませんか?

 

 

不安を感じるのを避け続けると

自分が分からなくなりますし、

人間関係も揺らいで

余計に情緒が苦しくなります。

 

 

逆で、自分が不安を感じている時を

まずしっかり観察しましょう。

そこで転嫁する前に、

自分が不安だと認めましょう。

 

 

言葉に出しても構いませんし、

文字に書いても構いませんから、

それっぽい理由をつけて

他人に圧をかけるのは

一旦やめてみませんか?

 

 

そして不安の奥に

あなたの怒りがあるのを

見つけてください。

 

 

さらにあなたの怒りを

あなたの悲しみを語ってください。

放っておくと

その悲しみと怒りは炎となって

あなたを焼き尽くそうとしてしまいます。

 

他人に圧をかけて正義ぶるより

まず、あなたの悲しみを語ってください。