医師 黒木 弘明

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二〇一九年 八月一九日(月)

綴りごと 想いごと

夜に光る

 

時計の中には、ルミブライトといって

明るい時に光を蓄え、夜でも文字盤が光る

という機能を持った時計があるそうです。

これに着想を得て、今日の想いごとを綴ります。

 

 

時計は夜に語る。。。

 

 

「夜に光る文字盤こそ美しいのです。

闇の中で初めて光るものの輝きを

あなたは知っていますか?

 

 

人間の生活に例えて言うならば

ストレスや困難の中で初めて得られる収穫がある

と言うことです。

 

 

だからこそ、その収穫には価値があり

その収穫は美しく、あなたのその後の人生を

実り豊かなものにしてくれるのです。

 

 

豊かさとは、富や健康のことではありません。

課題のない人生のことではありません。

それは、欲望から出た一種の幻想です。

本当の豊かさは、問題や課題の中にあっても

色褪せることはありません。

 

 

輝きとは、

影や暗闇のないことを指すのではありません。

本当の輝きとは、影や暗闇の中にあって

益々光を放つものです。

 

 

ですから、闇に怯えないで下さい。

あなたが問題に取り囲まれた時、心が暗くなります。

心が闇に包まれます。

 

 

しかし、怯えないで下さい。

その時に心の文字盤をみて下さい。

しっかりみて下さい。

 

 

平和だった時に蓄えられた心の光が

暗闇の中で輝きを発するまで

しっかりと目を離さず、見つめて下さい。

 

 

あなたのストレス、あなたの課題。

あまりにも辛いので掻き消したくなるのは分かります。

あなたの抱える問題が、あなたを苦しめるので

憎みたくなるのは分かります。

 

 

しかし、あなたが心の輝きを得るまで

どんなにストレスとその原因を憎んでも、隠しても

あなたの本質の在り方が進展するまで

事態は一ミリも変わりません。

 

 

むしろ、

ストレスを憎めば憎むほど、苦しくなるのです。

あなたがストレスを憎むように仕向けるのが

ストレスの巧妙な罠ですが、

これは一種のテストでもあると言えます。

 

 

あなたがストレスの罠に惑わされず

自分自身を見つめ、向き合いながら

本当に自分を愛ある方角に持って行くために

何らかの行動を起こそうしているのか?

 

 

それとも、

あなたがストレスがあることを理由にして

自分は聖人君子ではない、自分は弱い人間である、

自分こそがストレスの被害者である、などと言って

自分を見つめることをせず、誤魔化すだけなのか?

 

 

どっちの方角にあなたが行くのか?

あなた自身が、あなたを試しているのです。

 

 

ちなみに、

あなたが駄々をこねて抵抗すればするほど

ストレスや問題は、強大なものとなるので

お気をつけ下さい。

 

 

ですから

あなたを取り囲む問題を

憎んだり、消そうとしたり、

隠そうとしないで下さい。

 

 

むしろ

その問題から得る収穫はないか?

よく見つめ、観察し、向き合って下さい。

その問題にあなたが感謝できるようになるまで

様々な工夫をし続けて下さい。

 

 

暗闇を怖れなくても良いのです。

その中でこそ得られる光があるのです。

その光は、あなたから発する確かな輝きです。

 

 

あなたはまだ、

自分の真の輝きをご存知ないかも知れない。

 

 

暗闇があなたに訪れる時とは

あなたが自分の輝きを真に見ることになるチャンスです。

幸せの前触れです。

 

 

あとは、あなたの選択です。

心のルミブライトを大切に。」

 

 

時計は夜に語る、でした。