医師 黒木 弘明

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二〇二一年 八月一日(日)

綴りごと 想いごと

予測不能

その昔、幼稚園児の頃
アオタ・テルヒコくんという同級生が
高級そうな猫を飼っていた。


アオタくんの家に行くと
僕は目が痒くなった。
猫アレルギーなんだと思った。


それに僕はひどい喘息持ちだった。
だから猫は無理と考えたのもあって
僕は犬派となった。


あれからうん十年。
まさか自分が猫と暮らしているとは
思いも寄らなかった。


今は目は痒くない。
足元には犬も居る。


ウチの猫と犬は何故か
僕と一緒にベッドに横たわるのが
好きで、いつも場所の取り合い。


猫が僕の手を抱き枕にして寝ている…
全くもって思いも寄らない光景だ。


そうか、人生は思いも寄らないのだ。
だから自分の限られた思考で
アレコレ思い巡らしても仕方ない。


だから予想をしない。考えない。
第一、さほど当たらないし
当たってしまうのもつまらない。


この「思いも寄らなさ」が
人生の醍醐味ではないかな?
と思ったりする。