与えた物
与えたものは強力に戻ってくる
君が大切にしているもの。
大切であればあるほど
君がこだわりを手放して
愛を込めて解放すれば
それは君の強力な応援団となって
いつか必ず戻ってくるのだよ。
人間にはこだわりがある。
執着がある。
だから人間は苦しむ。
それは、人間が放つ強力な
エネルギーでもある。
こだわりや執着とは、
人間が対象物にかける、
強いエネルギーのことを指す。
皮肉なことに、
人間が生み出した「執着」という
強力なエネルギーと人間が
同居したままの状態では
エネルギーは精妙化することはなく
強過ぎる「執着のエネルギー」に
人間の方が負けてしまい、
次第に肉体や精神が痛み始め、
様々な悪影響が出始めてしまう。
つまり、人間が生み出す、
「執着というエネルギー」が
余りにも強いが故に
それを生み出した人間の方が
滅ぼされてしまう可能性がある、
ということだ。
だから発想を変えて
そのエネルギーを手放してみなさい。
エネルギーを自由にしてあげてなさい。
君の生み出すエネルギーを
自分に有利に動かそうとするのをやめ、
君の愛する人たちのために
差し出してご覧なさい。
そうすれば、君の執着のエネルギーは
君の元を離れて、形を変え始める。
もう君を痛めつけることはなくなる。
それどころか、そのエネルギーは
精妙化し、深化して、成長して、
君を助けに必ず戻ってくるのだよ。
これは不思議なことじゃない。
極めて自然な現象なんだ。
体験すれば分かる。
このように「自分が生み出した
エネルギーの行き先」について
私たちは自分の体験を通して
学ぶことが大切なのだ。
頭脳や教科書や博士論文では
説明がつかないのだから。
そして敢えて言おう。
ここは、天国ではないんだ。
あくまでも地球。
紛れもなく地上なんだ。
理屈や理想や正義ではなく
自分の体験から自分の為に
自分の心で学ぶことが出来る、
それが地上なんだ。
与えること。
それは「君の大切なものを自由にする」
と言うことではないだろうか。
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